物質計測制御研究室

極小の世界を成分ごとに観察できる質量顕微鏡装置の開発

指導教員:坂本 哲夫 教授

判りやすく言うと、成分ごとに、しかも、光学顕微鏡よりも高い倍率で画像が見える顕微鏡の開発を研究の柱としています。質量顕微鏡と呼びますが、こうした装置を開発している研究室は全国的に見ても珍しく、機能の考案から設計、製作まで行います。もともとPM2.5といった微粒子の分析用に開発したのですが、近年はがん細胞の分析や組織切片など医療分野への応用も進めています。また、新しい開発として、レーザーイオン化により、精密同位体比の測定を可能とし、隕石や小惑星由来の微粒子の生成の歴史を探る研究も始めました。


主な研究
テーマ
単一細胞分析による成分イメージングと医療への応用
大気汚染物質PM2.5の個別粒子分析による発生源解析
精密同位体イメージングによる隕石、小惑星由来粒子の生成機構解明
キーワード 質量顕微鏡 / 表面分析 / イオンビーム / PM2.5 / 細胞分析 / 地球外物質の分析

研究室紹介動画

研究室ホームページはこちら

関連する「持続可能な開発目標(SDGs)」

工学院大学は、最新の科学技術や産業技術の研究・活動に注力するとともに、持続可能な循環型社会づくりに向け、地球規模の視野を持ち世界をリードできる人材の育成をめざします。

先進工学部の研究室