[学部]コミュニティデザインを軸とした建築及びインテリアデザインの研究
研究室では多くの自治体や住民団体の要請に応じたコミュニティのあり方やそのために必要なソフトやハードのデザイン提案を行っています。建築は人の営みのための単なるハコではなく、建築自体がコミュニティを誘発するような装置でなければなりません。それは建築の中で発生するアクティビティはもちろんのこと、建築を取り巻く経済や産業(農業や工業を含む)に対する影響も大いに持つべきだと考えています。具体的な研究提案をベースに建築を取りまく社会全体に対する提案から、ディテールに至るまでの空間デザインとなるまで、多くのことを経験してもらいます。また、中でも飲食/商業/流通については特に高いウエイトを占めており、継続的な研究と具体的なプロジェクトの推進までやっています。伊豆半島、富士山周辺の各自治体、八王子市などが主な活動フィールドになります。
[大学院]建築とまち、建築と人をシームレスにつなぐ
戦後数十年を経て現在の日本は成熟期を迎えて進むべき方向を模索し続けています。古いものの価値を再評価して、新しい価値も生み出していく。人口減少や高齢化社会、増加する外国人との共生など社会を取り巻く条件の変化によって、建築に求められる役割も変化しています。建築単体としての美しさや新しさの追求だけではなく、建築を取り巻くまちや人、そして環境との関係をどのようにデザインできるかが問われています。当研究室では、関東周辺の自治体や地域住民からの具体的な要望をもとに、実践的な研究と提案を行なっています。研究室で提案した建築や公園などは実際に具体化され、その利用状況などもモニターします。また、社会実験としてのインスタレーションやイベントも行い、ものづくりや空間づくりの楽しさや難しさを一緒に学んでいきます。