2015年2月24日、25日の2日間、フィンランドにある海外協定校のオウル大学に、 情報デザイン学科4年川口由里菜さん、建築学科3年佐藤智菜津さん、建築総合1年松尾慎也さん、応用化学科1年木村良太さん、 応用化学科1年川端樹弥さんの5名が渡航し、剣道交流と日本語教室による国際交流を行いました。(学年はいずれも派遣時の学年)
また、大学から「学生・大学院生の国際交流補助」として渡航費の一部の給付を受けて渡航しました。
また、大学から「学生・大学院生の国際交流補助」として渡航費の一部の給付を受けて渡航しました。
現:建築学科4年 佐藤智菜津
今年の冬、2月23日から3月2日の6日間の滞在で国際交流協定校であるフィンランド国オウル大学と首都ヘルシンキへ学生5名(男子3名 女子2名)で行きました。交流プログラムは、オウル大学の日本語クラスでの英語プレゼンテーション、および剣道稽古の交流でした。
出国前、学生それぞれが日本文化についてのテーマを決め、パワーポイントによる英文資料を作成し、英語プレゼンテーションの練習を重ねました。英語科の阿部始子先生には、メールで何度もアドバイスを頂き、休日にプレゼン指導をしていただきましたことを心より御礼申し上げます。おかげさまで、オウル大学日本語クラスでのプレゼンでは、沢山の拍手をいただくことができました。このクラスの受講生は、日本文化に興味をもつ学生たちで、私たちが日本語を教え、反対にフィンランド語を教えていただく場面もあり、言葉の壁を乗り越え、趣味、将来の夢などを語り合いました。
剣道の交流も行いました。短期間の滞在でしたがオウル、ヘルシンキ共に剣道の道場があり、連日そちらの稽古に参加させていただきました。そして私が一番思い出に残ったのは、ヘルシンキで行われた国際剣道大会に出場したことです。大会には、フィンランド、ロシア、イギリス、ハンガリー、韓国、そして私たち日本から出場者がありました。私は「初段から四段 女子の部」で出場し、体格差のある中で優勝できたことは本当に嬉しかったです。決勝戦の対戦相手からはフィンランドの木製玩具をプレゼントされました。試合で対戦相手からプレゼントをいただくことは初めてでしたので、最初は戸惑いましたが、あちらの方は対戦相手に何かをプレゼントする文化があることを教えてもらいました。大会後は、主催者宅での、大きなサウナ・パーティーに招待され、大会参加者の方々へ日本の剣道や工学院大学について紹介しました。
フィンランド滞在期間中、現地の皆さんに付き添っていただき、建築家アルバ・アアルトの邸宅を見学するなどの市内観光をしたり、フィンランド独特の歓迎会(サウナパーティー)に招待されたりしながら、とにかく沢山のコミュニケーションを交わしました。あれほどまで英語を話したのは初めてでしたし、見るものも食べるものもすべてが初めての体験ばかりで本当に貴重な時間でした。現地の方々は皆さん口を揃えて、「是非いつか日本に行きたい」と言っておられましたので、その時には今度は私がフィンランドの方々への「おもてなし」をお返ししたいと思います。
- 剣道部