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“もっとやさしい医療”のために 工学院大学と東京医科大学が共同研究事業をスタート

2016/04/22

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4/21、東京医科大学において、共同研究事業記者発表会が開催され、佐藤光史学長と鈴木衞学長(東京医科大学)による共同研究事業合意書への署名が行われました。
工学院大学と東京医科大学は、治療や診断における患者さんに身体的な負担をできるだけ小さくする(低侵襲)治療方法や診断装置の新規開発に特化した共同研究事業を開始します。
最先端の“機械工学・生命工学・映像工学”等と、”医学”が、「低侵襲治療」に特化し、異分野の研究者が協同することで、本分野でのイノベーションを加速させることになります。
記者発表会では佐藤光史学長より、東京医科大学の創立100周年のお祝いと共同研究に取り組む感謝が述べられ、本学の建学の理念である「社会・産業と最先端の学問を幅広くつなぐ『工』の精神」が東京医科大学との共同研究により医学分野へも波及し、私たちの想いが生かされいく。今後、ますますの研究発展を願いますとのメッセージが送られました。
また、東京医科大学の鈴木衞学長からは、創立100周年記念事業として「低侵襲」を中心に据えた展開を考え、そのためには工学系との連携が必要と、工学院大学声かけをしました。結果、良いマッチングができ、より「患者さんにやさしい」診断・治療となる成果が生まれることを期待していますとのメッセージがありました。

7つの研究テーマと研究者

新規人工股関節シミューレーターの開発
東京医科大学 整形外科学分野 主任教授 山本謙吾
工学院大学 工学部機械工学科 教授 橋本成広
 
リキッドバイオプシーによる低侵襲診断システムの開発
東京医科大学 分子病理学分野 主任教授 黒田雅彦
工学院大学 工学部電気システム工学科 教授 福岡豊
 
ブレインコンピュータインターフェース(BCI)を用いた認知症の早期診断
東京医科大学 高齢総合医学分野 教授 羽生春夫
工学院大学 情報学部コンピュータ科学科 教授 田中久弥
 
経口的手術用リトラクターにおける低圧舌圧子の開発研究
東京医科大学 耳鼻咽喉科学分野 臨床准教授 清水顕
工学院大学 工学部機械システム工学科 教授 髙信英明
 
侵襲なく耳小骨病変を診断する新検査機器の開発
東京医科大学 耳鼻咽喉科学分野 講師 稲垣太郎
工学院大学 工学部 電気システム工学科 教授 鷹野一朗
 
肺癌のバイオマーカーによる悪性度評価と次世代低侵襲治療
東京医科大学 呼吸器・甲状腺外科学分野 主任教授 池田德彦
工学院大学 先進工学部応用物理学科 教授 坂本哲夫
 
放射線治療における高精度体位位置決め法の開発
東京医科大学 放射線医学分野 主任教授 徳植公一
工学院大学 情報学部コンピュータ科学科 教授 馬場則男
東京医科大学
【プレスリリース】[掲載日:2016年4月22日]工学院大学と東京医科大学が共同研究事業に関する合意書を締結 [977KB]