~学生自ら“ものづくり”を通した先端研究で世界の舞台に挑む~
工学院大学(学長:佐藤 光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)ソーラーチームは、2017年秋にオーストラリアで開催される世界最大級のソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2017(WSC)」(開催期間:2017年10月8~15日)に参戦することを決定しました。
【本件のポイント】
- 世界最大級のソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」に3度目の参戦決定。
- 車両開発から設計・製作、レース参戦まで、各分野で先端研究に取り組む教員陣がアドバイスするなど全学的なバックアップ。
- 日本を代表するサポート企業が最先端素材や技術を提供し、大学と連携し学生を育てチームを支援。
- 大学や企業の支援を受け、200名を超える学生たちが全ての工程を自らの手で行う。今大会はチーム初となった女性ドライバーも参戦。
【本件の概要】
2009年に8名でスタートしたチームは、設立から5年目の2013年にWSCチャレンジャークラスに初出場するも、結果は惨敗。2度目の出場となる2015年は、より実用性を重視するWSCクルーザークラスに参戦し、2位以下に大きなタイム差を付けてゴールするも、その他の評価で総合ポイントが及ばず準優勝となり、悔し涙を流しました。
3度目の挑戦となる2017年の今大会は、部員200名を超す学生と4学部15学科の教員17名にて大学一丸で世界の舞台へ優勝に向けたチャレンジをします。各分野で先端研究に取り組む教員陣をチームアドバイザーとして招聘、多数のサポート企業・団体の様々な支援を受け、学生自らの手で作り上げる新車両(5月完成予定)で、オーストラリア大陸を縦断する過酷なレースに挑みます。
■学生のチャレンジが大学の理念と共に大きく成長
大学全体で挑戦する世界大会への参戦は、工学院大学が掲げる「無限の可能性が開花する学園」という理念の大きな実践の場となります。学生自らが作り出す「ソーラーカー」への関わりは、車両をメインに扱う技術部、サポート企業との調整や、広報を担う運営部、会計全般を管理する財務部に分類され、その役割を学生各々が担当します。学生の能力の広がりと、多様化する社会・産業と学問の組み合わせは無限であり、様々な形で社会に貢献するような自己実現の達成を、研究・教育をとおして実現していきます。
■大学の研究資源や、ものづくりの施設を最大限に生かした取り組み
制御工学を専門とする濱根 洋人監督(工学部 機械システム工学科 准教授)を筆頭に、日々、先端研究に励む機械・化学・電気・情報・建築分野から多数の教員陣が、学部・学科の枠を超えて横断的な技術支援を展開。キャンパス内の様々なものづくりを行える施設を利用して車両製作に取り組みます。
3度目の挑戦となる2017年の今大会は、部員200名を超す学生と4学部15学科の教員17名にて大学一丸で世界の舞台へ優勝に向けたチャレンジをします。各分野で先端研究に取り組む教員陣をチームアドバイザーとして招聘、多数のサポート企業・団体の様々な支援を受け、学生自らの手で作り上げる新車両(5月完成予定)で、オーストラリア大陸を縦断する過酷なレースに挑みます。
■学生のチャレンジが大学の理念と共に大きく成長
大学全体で挑戦する世界大会への参戦は、工学院大学が掲げる「無限の可能性が開花する学園」という理念の大きな実践の場となります。学生自らが作り出す「ソーラーカー」への関わりは、車両をメインに扱う技術部、サポート企業との調整や、広報を担う運営部、会計全般を管理する財務部に分類され、その役割を学生各々が担当します。学生の能力の広がりと、多様化する社会・産業と学問の組み合わせは無限であり、様々な形で社会に貢献するような自己実現の達成を、研究・教育をとおして実現していきます。
■大学の研究資源や、ものづくりの施設を最大限に生かした取り組み
制御工学を専門とする濱根 洋人監督(工学部 機械システム工学科 准教授)を筆頭に、日々、先端研究に励む機械・化学・電気・情報・建築分野から多数の教員陣が、学部・学科の枠を超えて横断的な技術支援を展開。キャンパス内の様々なものづくりを行える施設を利用して車両製作に取り組みます。
-
学生による車両製作の様子1
-
学生による車両製作の様子2
【参考資料】
■ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(WSC)とは
太陽光のみを動力源として、オーストラリア北部のダーウィンから、南部のアデレードまでの総延長約3,000kmの総走行技術を競う世界最大級のソーラーカーレース。2017年の開催期間は、2017年10月8~15日。大会はチャレンジャークラス、クルーザークラス、アドベンチャークラスの3クラスが設定されている。
■工学院大学のWSC 2017参戦スケジュール
2016年 11月末 新車両設計終了
12月末~ 型切削
2017年 2~3月 成形作業
4月 組み付け
5月 車両完成(風洞、試走、調整)
6月 車両公開の記者発表会予定
8月 ソーラーカーを豪に輸送
9月下旬 先発隊、豪へ出発
10月上旬 現地で車検
10月8~11日 WSC 2017本戦開幕
10月15日 表彰式
10月18日 早朝、メンバー帰国
■工学院大学ソーラーチーム概要
学部や学科の枠を超え、現在の部員数226名で活動中。“50年後の未来を考えた地球の持続的利用”を理念に、車両の開発・設計から製作、レースでの走行など全てを学生主体で行っている。
<主な戦歴>
2010年 8月 ワールド・グリーン・チャレンジ(国内)
1号機は当時世界初となる4輪で初出場、約600kmを走破。
2011年 8月 ワールド・グリーン・チャレンジ 準優勝
前回大会の経験を生かし約900kmを走破し準優勝の躍進。
2012年 8月 ワールド・グリーン・チャレンジ 優勝
ソーラーカー部門とチャレンジクラスで優勝、2冠制覇。
2013年10月 ブリヂストン・ワールド・ソーラーチャレンジ
2号機Practiceを製作し参戦。完走できず途中数カ所でトレーラー搬送。
2014年 8月 ワールド・グリーン・チャレンジ 優勝
台風の影響でレース時間が大幅に減少するも、断トツの成績で優勝。
2015年10月 ブリヂストン・ワールド・ソーラーチャレンジ 準優勝
3号機OWLを製作し参戦。レース走行はトップでゴールしたが総合順位で準優勝。
2016年 8月 ワールド・グリーン・チャレンジ 優勝
大会新記録樹立、チーム史上初・女性ドライバー誕生。
■ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(WSC)とは
太陽光のみを動力源として、オーストラリア北部のダーウィンから、南部のアデレードまでの総延長約3,000kmの総走行技術を競う世界最大級のソーラーカーレース。2017年の開催期間は、2017年10月8~15日。大会はチャレンジャークラス、クルーザークラス、アドベンチャークラスの3クラスが設定されている。
■工学院大学のWSC 2017参戦スケジュール
2016年 11月末 新車両設計終了
12月末~ 型切削
2017年 2~3月 成形作業
4月 組み付け
5月 車両完成(風洞、試走、調整)
6月 車両公開の記者発表会予定
8月 ソーラーカーを豪に輸送
9月下旬 先発隊、豪へ出発
10月上旬 現地で車検
10月8~11日 WSC 2017本戦開幕
10月15日 表彰式
10月18日 早朝、メンバー帰国
■工学院大学ソーラーチーム概要
学部や学科の枠を超え、現在の部員数226名で活動中。“50年後の未来を考えた地球の持続的利用”を理念に、車両の開発・設計から製作、レースでの走行など全てを学生主体で行っている。
<主な戦歴>
2010年 8月 ワールド・グリーン・チャレンジ(国内)
1号機は当時世界初となる4輪で初出場、約600kmを走破。
2011年 8月 ワールド・グリーン・チャレンジ 準優勝
前回大会の経験を生かし約900kmを走破し準優勝の躍進。
2012年 8月 ワールド・グリーン・チャレンジ 優勝
ソーラーカー部門とチャレンジクラスで優勝、2冠制覇。
2013年10月 ブリヂストン・ワールド・ソーラーチャレンジ
2号機Practiceを製作し参戦。完走できず途中数カ所でトレーラー搬送。
2014年 8月 ワールド・グリーン・チャレンジ 優勝
台風の影響でレース時間が大幅に減少するも、断トツの成績で優勝。
2015年10月 ブリヂストン・ワールド・ソーラーチャレンジ 準優勝
3号機OWLを製作し参戦。レース走行はトップでゴールしたが総合順位で準優勝。
2016年 8月 ワールド・グリーン・チャレンジ 優勝
大会新記録樹立、チーム史上初・女性ドライバー誕生。
取材に関するお問い合わせ | 学校法人 工学院大学 総合企画部広報課 担当:堀口・関根 E-mail: gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp TEL: 03-3340-1498 |
---|