工学院大学、大学院生が専門分野の見識を深める「ディプロマット留学」を新設

2019/06/21

~ 大学院生の海外留学プログラムを独自視点で開発。高度な工学系グローバル人材を育成 ~

工学院大学(学長:佐藤光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)は、主に大学院生を対象とする独自の留学プログラム「ディプロマット留学」を開発し、2020年4月から試行的に開始します。留学先である米国の協定大学において、大学院生の専攻分野と関わる学部の授業科目を履修し、その分野における日本と異なる捉え方や取り組み方について研修を受けます。2013年からスタートした「ハイブリッド留学」の発展形として、一般的な留学制度の高いハードルである費用や各種試験の負担を軽減し、異文化経験を通して飛躍的に成長した、高度な工学系グローバル人材を育成します。

  • 工学院大学:独自留学プログラムの関連図

【本件のポイント】

  • 「ディプロマット留学」は、工学院大学が独自に開発した主に大学院生を対象とした留学制度。米国協定大学での留学において、自身の専攻に関わる学部授業科目を履修し、日本と異なる捉え方や取り組みを学ぶ。2020年4月から試行開始。
  • 多くの留学制度では、費用と英語力が高いハードルである。「ディプロマット留学」では、費用を従来の3分の1程度に抑え、英語力証明は学部への留学レベルのスコア、GREは受験不要。
  • 工学院大学では、まず海を渡ることを目的とした学部生対象の日本初、独自の留学プログラム「ハイブリッド留学」を実施中。ディプロマット留学はその発展形となる。

【本件の概要】

工学院大学は、独自の留学プログラム「ディプロマット留学」(※1)を開発し、2020年4月から試行します。大学院生(※2)が米国協定大学において、自身の専攻に関わる学部授業科目(※3)を履修し、その分野における日本と異なる捉え方、取り組み方について研修を受けます。留学において課題となる授業料と英語力の負担を大幅に軽減し、大学院生が見識を広めるというプログラムは、これまでにない極めてユニークな取り組みです。

海外進出著しい現代において、特に製造業は、工場を海外に設立している企業も多く、工学系の海外展開活動要員が求められています。国は、高校・大学生を対象とする留学制度「トビタテ!留学JAPAN」を拡充するなど、学生に海外経験を積ませる施策によって留学を経験する学生は増えていますが、産業界のニーズに応えきれていません。この課題を解決する一助とすべく開発したプログラムが、「ディプロマット留学」です。
「ディプロマット留学」は、これまでの海外大学院への留学スタイルを変え、一人でも多くの大学院生が海外大学への留学を通じて見識を広め、グローバルな視点を持ってその後の研究や就職活動を進めることを最大の目的としています。学生が留学への一歩を踏み出しやすくする方策として、留学時期・期間は学生と指導教員によって調整でき、授業料は最大100万円程度に抑えました。英語力は米国大学の学部入学に求められるTOEFL iBTスコアとし、GRE(※4)は受験不要です。海外生活を経験し、文化的な違いも体験しているため、海外勤務にも適応でき、産業界での活躍が期待できます。

工学院大学は、2013年度から学部生を対象とした「ハイブリッド留学」を実施し、これまで約500名の学生が海外留学を経験しました。この留学の次の段階を担う「ディプロマット留学」は、今後本格化する大学院接続型教育において、国際的な学外研修プログラムとして期待されます。大学院生がDIPLOMAT(学術の外交官)として、米国協定大学で学部授業科目を履修(※5)し、日本と異なる授業の捉え方や取り組み方、教員の指導方法や考え方等について研修を受けながら、現地大学で学術交流します。このような経験によって、より広い視野や複眼的な思考を持ったエンジニアとしての活躍が期待されます。

※1:商標登録申請中。
※2:学部4年生のうち、大学院進学予定で、所定の条件を満たした者(本学制度による先行履修許可生)も参加可。
※3:履修科目は、本学と協定大学との間で許可された科目に限る。
※4:GRE(The Graduate Record Examination)は、米国大学院留学において、基礎学力を証明する試験。
※5:大学院生は、帰国後に協定校で履修した科目の成績や研修レポートを指導教員に提出し、評価を受ける。
取材に関するお問い合わせ 学校法人 工学院大学 総合企画部広報課
担当:堀口・樋口・松本
E-mail: gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp
TEL: 03-3340-1498