工学院大学附属中学校・高等学校、授業とイベント、学校説明会を双方向オンラインで実施
2020/06/05
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オンラインによる双方向ホームルームの様子(工学院大学附属中高)
【本件のポイント】
- 工学院大学附属中高では、生徒は日常的に、iPad、3Dプリンター、電子図書館を利用。数学・科学の基礎を身に付け、技術・工学・芸術を応用して、創造的手法で問題解決できる力を伸ばしている。
- オンライン授業は、時間割に沿って、同校教員による授業に家庭で生徒は出席し、その場で質問するなどの双方向性を維持している。
- 4月と5月に開催した「ものづくりコンテスト」は、生徒による企画。ものづくりの苦労や楽しさを自宅から参加した全員が共有。「オンライン学校説明会」では、受験生保護者もICT活用に感心。対面授業のレベルアップが期待される。
【本件の概要】
コロナウイルスの影響で、生徒達が自宅学習となった期間は、教員の授業準備と、生徒の家庭における通信負担などを配慮し、通常6時限授業を4時限に短縮しました。同校では、クラスメイト全員が授業を同じタイミングで受け、先生の指名に生徒が応える、生徒が質問するなどの双方向性を重視。クラスによっては日直が日誌をオンラインで記入したり、ホームルーム中にアンケート機能を使って生活をチェックしたり、生徒とのコミュニケーションを登校時に近づける工夫がされています。
休校期間中は、生徒達は友人と交流がしづらく、不満になりがちです。そこで、同校生徒がオンラインイベントを企画し、4月18日-19日「第1回もでりんぐばとる2020」を開催しました。「休校中に家で使えるもの」のテーマが初日午前8時に発表され、翌19日午後8時から、zoomでプレゼンテーション、投票、審査員講評が行われました。モニター越しにも関わらず、参加者全員がものづくりの苦労や喜び、スピード感を味わい、久しぶりの交流を満喫できたことは、生徒達が機器やソフトの扱いに習熟し、異なる場所にいる仲間・学外審査員にも的確に伝わる表現が身についている成果です。好評につき5月末には第2回目を開催しました。5月9日に開催した「オンライン学校説明会」でも、参加者から「遠隔ということを忘れさせる内容」と感想が寄せられ、同校のオンライン活用はスムーズに行われていることがわかります。自宅学習期間の経験が登校再開後に反映され、教育効果の高い授業と、海外と日常的に結びついた活動の拡大が期待されます。
取材に関するお問い合わせ | 学校法人 工学院大学 総合企画部広報課 担当:堀口・樋口・松本 E-mail: gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp TEL:03-3340-1498 |
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