総合研究所プロジェクト研究成果報告会を開催

2021/09/09

9月2日、2021年度工学院大学総合研究所プロジェクト研究成果報告会をウェビナー形式で開催しました。学内研究者が中心となり、外部機関の研究者と実施した共同研究の成果報告会です。今年度は3年間研究を継続し、2020年度に終了した4テーマの成果を報告しました。30名ほどが視聴し、各テーマの質疑応答時間には、分野を横断した質問がなされました。

  1. 関 志朗(環境化学科准教授)
    「大型蓄電池の新しい設置形態を実現する複相電解質を用いた全固体電池開発」
    共同研究機関:工学院大学機械工学科、応用化学科
    乾電池などは電流を発生させる電解質が液体ですが、固体にしたものが全固体ポリマー電池です。接合性も生活との親和性も良く、今後の社会実装が期待されているため、量産する技術を研究しています。
  2. 小山 文隆(生命化学科教授)
    「キチン・キトサン・哺乳類キチナーゼの医薬工領域への新展開」
    共同研究機関:東京薬科大学
    甲殻類が多く持つキチンなどについて、小山先生や学生が科学的根拠を突き止め、最終的には、薬の製品化を目指します。現在、成果を特許申請中です。
  3. 小川 雅(機械システム工学科准教授)
    「Non-destructive estimation of three-dimensional residual stresses for FSW joints using the eigenstrain methodology and X-ray diffraction」
    共同研究機関:オックスフォード大学
    疲労破壊を防止するために、対象物を壊さずに調査できる方法を探っています。航空業界などでの応用を目標に研究は続きます。
  4. 進藤 哲央(教育推進機構教授)
    「拡張ヒッグスセクターを伴う新物理学模型とその現象論的性質の探究」
    共同研究機関:サザンプトン大学、国立台湾大学
    素粒子に関する研究です。現在の理論では説明できない現象がある為、説明できる新しい分子模型を作ろうとしています。大学院生の論文が学会誌に掲載されるなど、今後の展開が楽しみです。
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