在学生・保護者の皆様
本学への進学を希望されている受験生の皆様へ
工学院大学はコロナ禍を通して培った経験をプラスに活かし、学生の新しい学びとキャンパスライフを創りだします。
コロナ禍で急速に変化した大学での学修環境は、学びの新たな姿を模索する重要な契機になりました。2022年度以降の工学院大学は、最先端の学修環境で新たな社会の「もの・こと」づくりをリードする人を育てるための学びの時間と空間を提供します。 学び全体を支えるICT機器を用いた講義・実験・実習・演習・研究とともに、
- 学修内容に合わせた授業方式
- 学生生活の時間的空間的利便性の追求
これらが工学院大学のこれからの教育です。
工学院大学の新たな学び
激しく変動する社会のなかで、大学で身につけた専門的な知識や技術を活かすためには、多様で柔軟な思考と確かな技術的素養をあわせ持つ必要があり、一時的、一方的に与えられ、獲得したつもりになった知識だけでは通用しません。
大学の授業は、教員が知識を教え込むのではなく、学生が自ら、教室に限らずあらゆる場所で、様々な方法にて、知識・技術を吸収することがあるべき形だと工学院大学は考えます。
工学院大学が長く培ってきた教育の特色として、「確かな技術と専門知識の修得」があげられ、卒業生が実績を示すことにより社会からの高い評価を受けています。
それは実際に機器に触れ、設計図を描き、自ら手を動かして技術を身に付けることが不可欠であり、対面での学修を大切にしてきたことも大きな要因のひとつです。実験・実習・演習の授業は対面にて実施し、対面授業の付加価値を高める試みをこれからも追求していきます。
一方、オンラインでの電子教材により、繰り返し学修をすることによるメリットを最大限に活かす教育を推進します。 自発的・能動的・効率的に知識と技術を吸収し、様々な考え方を持つ多くの教員や先輩や友人と意見を交わし、視野を広げる場所、それがこれからの工学院大学のキャンパスです。
学生それぞれの無限の可能性を開花させること、それがわたしたち工学院大学のミッションです。これからも工学院大学の教育に期待してください。
ポイント1 ICT機器を用いることで授業が変わります
これまでの大学の授業は、教室での対面のみが主でしたが、ICT機器を有効に活用することにより、以下のように変わります。
- GoogleMeetをはじめとするオンライン会議システムを用いることで、たとえ教室にいなくても、いるとき以上に授業の中で教員と学生は活発な意見交換など、コミュニケーションをとることができます。
- ハイフレックス型、遠隔(同時双方向)型などで行われる多くの講義科目では決められた場所(教室)に来なくても、授業を受講できます。オンデマンド型であれば、時間に縛られず知識を吸収できます。ただし、質問やインタラクティブな議論は確実に理解と成長を加速しますので、さらに積極性をもって受講し、質問などを行いましょう。
- 教材には学修管理システム(LMS)などを経由して手軽にアクセスでき、何度でも読み返せます。また、各自のPCで画面共有されたファイルを鮮明に確認することができます。
- 学生間のディスカッション、質疑応答、学びの確認にもICT機器が活用されます。機器の使い方は年度の初めに確実に修得できるよう、ガイダンスが行われますし、TAや学習支援センターなどサポート体制が整っています。
- これからの時代にいかなる分野でも必要な、ITリテラシー、数理データサイエンス知識と技術の修得が加速します。
ポイント2 実験・実習系の科目は対面授業でしっかりと学修
対面授業は『触れる、動かす、直接見る・話す』ことが必要な実験・実習・演習・実技・グループワーク等の科目を中心に行います。これらの科目にもICT機器を利用します。
- 1年次から実験やPBL(問題解決型学修)科目を多く取り入れることで、講義で学んだ知識を実感するとともに、実践力を身につけます。
- 例えば、工作機械を用いて特殊加工や計測をする、取り扱いを誤ると大きな事故につながる化学薬品の適切な扱い方を身につける、廃校になった学校をリノベーションするための設計をするなど、対面型ならではの授業の付加価値を高めていきます。
ポイント3 科目の種類や学修目標に沿ってより効果的に受講できるよう時間割を大幅に改編
- 1時限目と6時限目は全て遠隔オンデマンド型授業となります。
- 通勤ラッシュを避けて、自分のスケジュールに合った時間帯を有効に活かして知識を吸収することができます。さらに繰り返し受講によりインプット型の学修をより効果的・効率的に進めることができます。
- 対面の実験・実習・演習授業は、曜日や時限を集中して実施します。
- 授業が入っていない時限では、オンデマンド授業などの繰り返し受講のほか、学生の自主的な創造活動、他大学や産業界との連携などの自主学修により多く費やすことができます。
学生が主体的に大学で過ごす時間をより長く、授業がないときも行きたくなる大学に
そして、最先端の学修環境で社会の「もの・こと」づくりを担う、優れた人材へ
■2022年度 授業実施形態
- 対面授業:大学の教室における対面の授業
- ハイフレックス型授業:ひとつの授業を対面とオンラインで同時に行う授業
- 遠隔(同時双方向型)授業:時間割上決められた曜日時限にICT機器を用いて実施する授業
- 遠隔(オンデマンド型)授業:学生自身が任意の時間に受講できる授業。
■授業時間・日程
- 90分授業に変更
- クォーター科目は8週、セメスター科目は15週の授業を実施
いずれもうち1週はオンデマンド型授業にて実施 - 授業時間は以下の通り
※通常
開始 | 終了 | |
1限 | 8:30 | 10:00 |
2限 | 10:10 | 11:40 |
昼 | 11:40 | 12:30 |
3限 | 12:30 | 14:00 |
4限 | 14:10 | 15:40 |
5限 | 15:50 | 17:20 |
6限 | 17:30 | 19:00 |
※2・3時限目連続授業の場合
開始 | 終了 | |
1限 | 8:30 | 10:00 |
2限 | 10:10 | 11:40 |
3限 | 11:50 | 13:20 |
昼 | 13:20 | 14:10 |
4限 | 14:10 | 15:40 |
5限 | 15:50 | 17:20 |
6限 | 17:30 | 19:00 |
*1限と6限はオンデマンド型の授業。通学の必要はなく、スケジュールの空いている時間に受講可能。