中島裕輔教授(まちづくり学科)が2022年アジア都市環境学会論文賞を受賞しました。本賞は、アジアの都市環境問題の解決に寄与する論文業績に対して授与されるものです。
受賞論文は「環境・防災情報システムの開発」並びに「都市再生安全確保計画に関する実態調査」で、前者の内容は日常の暑熱化対応や大地震時の大規模駅周辺地域の混乱の軽減に貢献する平常時・非常時の情報収集・発信車両D-ZEVの提案と試作、後者の内容は全国25地域の都市再生安全確保計画についての詳細な実態調査であり、これら大都市域の防災と環境問題の解決に資する知見・技術が当該分野の学術の発展に寄与するものとして評価されました。

学会・主催団体等の概要 アジア都市環境学会
本法人(特定非営利活動法人)は、アジアの都市環境に関する情報の交換と、この分野の学問・技術の進歩発展に寄与することを目的として、2003年に設立された。活動の種類としては、環境の保全を図る活動、及び、科学技術の振興を図る活動を行っており、毎年、研究発表会、討論会、講演会、ワークショップ等を開催している。2004年に北九州市で第1回が開催されたアジア都市環境学会国際会議は、日本、中国、韓国、台湾等で持ち回りで開催され、2022年の横浜開催は第19回を数えている。