2023年12月9日に八王子市学園都市センターで開催された大学コンソーシアム八王子において、工学部電気電子工学科4年の松本幸祐さん(電気電子機能材料研究室・鷹野一朗教授）)が準優秀賞を受賞しました。

研究題目：反応性スパッタリング法で作製されたCuドープ ZnO薄膜の特性評価

透明で高い導電率を持つ酸化物は、現在では幅広い分野で使用されており、各種ディスプレイや太陽電池などの透明電極材料として不可欠な物質となっています。一般に透明導電膜に使用される材料は、高い光透過性と導電性を併せ持つ酸化インジウムスズが使用されています。しかし、含まれるインジウムはレアメタルであり、供給が不安定であるため代替品の研究が盛んに行われています。松本さんの研究では、酸化インジウムスズと同等の光透過率を持つ酸化亜鉛をベースとして、高い導電性を持つ銅をドープすることで、透明導電膜としての特性評価を行いました。

発表グループ8名の中で、内2名が受賞しました。