電気・電子工学専攻 遠藤駿太さんが表面技術協会で学術奨励講演賞を受賞

2024/04/24

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3月5日(火)に工学院大学・八王子キャンパスで開催された一般社団法人表面技術協会第149回講演大会において、電気・電子工学専攻修士1年(受賞当時)の遠藤駿太さん(電気電子機能材料研究室・鷹野一朗教授)が、ポスター発表を通じて第30回学術奨励講演賞を受賞しました。

研究題目:Cu2O/TiO2薄膜太陽電池の光電変換効率に対する電極の影響

地球温暖化対策の一つとして、シリコン系太陽電池の活用の重要性は周知のとおりです。しかし、一方では資源確保や製造エネルギー削減の観点からペロブスカイトや酸化物型太陽電池など新たな材料開発が行われています。本研究室では安全性と製造コスト面から期待される酸化物太陽電池として、Cu2O/TiO2薄膜太陽電池を作製してきました。特に本研究では、プロセスの効率化を考慮して、Cu2O層にCu電極を成膜することで、短絡電流密度と光電変換効率を改善することができました。受賞にあたっては、目的の達成とアプローチ手法が評価されました。
講演大会では、71件のポスター発表があり10件が受賞しました。

受賞コメント
この度は、学術奨励講演賞をいただき大変うれしく思います。日頃から御指導頂き、このような発表の機会を与えてくださった鷹野一朗教授(電気電子機能材料研究室)に厚く感謝申し上げます。今後もより一層研究活動に精進してまいります。
一般社団法人表面技術協会 ホームページ 第149回講演大会