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化学応用学専攻 平岡紘次さんがリチウム電池国際会議(IMLB2024)にてBest Poster Awardを受賞

2024/07/02

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6月16日から21日にかけて、香港のAsia World-Expoにて開催されたリチウム電池国際会議 The 22nd International Meeting on Lithium Batteries (IMLB2024)において、化学応用学専攻博士課程3年の平岡紘次さん(電気材料化学研究室・関志朗准教授)がBest Poster Awardを受賞しました。

研究題目
no Operando Raman Spectroscopy for Electrode Reaction in Anode-free-type Sulfide-based-all-solid-state Li batteries

近年安全性の観点から、全固体電池は学術分野から産業界まで広く関心を集めている革新電池の一つとなります。この全固体電池において、銀/炭素層の導入は充放電反応を安定させ、電池性能を飛躍的に向上させると知られています。しかし、この反応メカニズムは不明な点が多いため、平岡さんの研究では作動した状態で電池内部を評価できるオペランドラマン分光計測を用いて、銀/炭素層の反応・構造変化をその場で観測しました。今までこの全固体電池における炭素は電池反応にほぼ関与しないと考えられていましたが、本研究により、炭素とリチウムイオン間でも反応が生じることを明らかにしました。

本学会IMLBはリチウム二次電池に関する世界最大の国際会議であり、隔年で開催されています。今回、800件以上のポスター発表の中から約30件がBest Poster Awardとして選出され、その中の一人が平岡さんです。
なお、本学からは2022年度に引き続き、2大会連続受賞の栄誉となりました。

受賞コメント
この度、Best Poster Awardを受賞させていただき大変光栄に存じます。本研究は指導教員の関 志朗先生をはじめ、多くの方々に御指導・御支援をいただきながら進めさせていただきました。この場をお借りして、皆様に厚く御礼申し上げます。今後もこの賞に恥じないように精進して参ります。
The 22nd International Meeting on Lithium Batteries (IMLB2024) 公式ホームページ