9月5日に広島工業大学で開催された第23回情報科学技術フォーラム(FIT2024)にて情報学専攻修士1年生の田﨑誠人さん(経営情報システム研究室・三木良雄教授)が奨励賞を受賞しました。
研究題目 : プログラミング教育におけるプログラミング的思考教材の効果検証
田﨑さんの研究は、近年学生の就職先人気の高いコンサル業において、真の問題定義が曖昧であることを明確化するという大テーマの下、初等教育におけるプログラミング教育に関して実施したものです。
現在小学校でもプログラミング教育が必修化されていますが、プログラミング教員の目的には柔軟な論理的思考力を育む「プログラミング的思考」が含まれてます。しかし、実際にはプログラムそのものの教育が展開されており、本来の目的に則した教育が行われていません。そこで,本研究ではプログラミング的思考力育成の教材を新規に作成し、小学生、中学生、高校生に実施した結果から、プログラミング的思考力の向上をデータサイエンス的手法に基づいた効果推定と効果検定を行いました。その結果、年齢などの影響を受ける成績結果から提案手法が有効である分析結果が得られました。
受賞コメント
発表のギリギリまでデータの吟味をしていたので、正直賞などもらえると思っていませんでした。しかし、受賞できて本当にうれしいです。修論のテーマはいくつものテーマの合体作になる予定なので、新しいテーマについても各方面から認められるように頑張りたいと思います。