濱根洋人教授(機械システム工学科)は、Autodeskのものづくり用のクラウド型CAD/CAM/CAEプラットフォームである Fusionを用いた最新機材を導入し、スマートファクトリー実現とその設備による高度なマシニングを学習できる教材を開発しました。この教育プログラムは文部科学省の教育装置整備事業にも認定されており、年間2,000人以上の学生が授業や研究活動で利用し、最新かつ革新的なスキルの習得支援をおこなっています。
濱根教授は、オーストラリア大陸約3000kmを縦走する世界大会に出場している工学院大学ソーラーチームの顧問も務めています。Autodesk Fusionの様々な機能を駆使してソーラーカーを開発し、2023年大会では8位で完走しました。
Education Excellence Awardの選考は、 学生が夢の職業に就けるようにすること、設計&製造教育でイノベーションを起こすこと、新しい授業やプログラムモデルを再構築することが選考基準となっており、これらの点が高く評価されました。米国サンディエゴにて1万2000人以上が参加するカンファレンス Autodesk University 2024のDesign and Make Awardで表彰されました。 なお、今回の受賞は、部門に関わらず、日本人による初の受賞となります。
この功績を広く紹介するAutodeskによる記事がグローバルならびに日本で公開されており、さらなる世界への新しい技術を取り入れた教育とイノベーションに向けた将来への人材育成への期待が寄せられています。
英語記事 :https://www.autodesk.com/design-make/articles/education-and-the-future-of-work
日本語記事:https://www.autodesk.com/jp/design-make/articles/education-and-the-future-of-work-jp
Autodeskは、 米国サンフランシスコを本社とした、3D 技術を使ったデザイン・設計、エンジニアリング、エンターテインメント向けソフトウェアのリーディング企業です。建築、エンジニアリングと建設、製品設計と製造、メディア & エンターテインメント、教育への卓越した貢献を支えた人々、プロジェクト、テクノロジーを年に一度選出する、Autodesk Design & Make アワードを設定しています。
濱根教授からのコメント
この度は、名誉あるEducation Excellence Awardを頂きましたこと感謝致します。サイバーフィジカルシステム(CPS)やデジタルトランスフォーメーション(DX)を導入したスマートファクトリーの実現が予測され,第5次産業革命が言及されています.人間による最小限の介入で生産工程の集約,デジタル技術を利用した生産の自動化,生産性の向上が進みます.世界をリードするスマートファクトリーを開発・管理するリーダ育成を、工学院大学が拠点となり実施することを誇りに思います。