産業界のニーズと大学のシーズ(研究成果)をマッチングする国内最大級のイベント「大学見本市-イノベーション・ジャパン」が今年も開催されます。本学からは5シーズを出展します。

大学見本市は、全国の大学等から創出された特許取得済みまたは申請中の技術シーズが対象で、研究成果の社会還元、技術移転を目的としています。主催である国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）が事前審査し、選りすぐりのテーマが並ぶため、例年、製造業を中心とする企業や新技術に出資を検討するベンチャーキャピタルなどが全国から来場しています。

工学院大学は、建学の精神である「社会・産業と最先端の学問を幅広くつなぐ“工”の精神」の具現化を目指し、同展示会を学生の成長の場としても重視しています。(産業界への技術移転を目指す　エンジニアの卵たちの挑戦)
例年、出展教員の研究室に所属する学部4年生以上の学生は、ブース内で研究内容について概要説明を担当します。この実践経験を通じて、毎年大きく成長する学生が生まれており、学科全体にも良い刺激を与えています。一方、まだ研究室に所属していない学部1～3年生にとっては、出展ブースを見学することで、活発な研究活動に触れる貴重な機会になり、研究室や授業の選択を考える参考になります。ブースで説明を行う上級生の姿は、良き手本として後輩たちに影響を与えています。 今年もブース担当と見学を予定しています。