裕幸計装株式会社の支援を受け、本学のグリーンエネルギー研究が加速

2025/08/07

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2025年7月29日に裕幸計装株式会社 代表取締役 社長 太田 玄 氏が本学新宿キャンパスを訪問され、今村 保忠 理事長との面談が実施されました。

今回の訪問により、本学のグリーンエネルギー研究のひとつである「高度バイオマス利用とIoTを導入した省エネ型エビ養殖システムの実証研究」の加速が期待できます。

この実証研究は、本年4月に先進工学部 機械理工学科 白鳥 祐介 教授が中心となり立ち上げた「日越若手技術者交流センター(Japan-Vietnam Young Engineers Cooperation Center 通称「YECC」)による「固体酸化物形燃料電池(SOFC)を導入した省エネ型エビ養殖統合システム」に関する実証研究で、ベトナム・メコンデルタにおいて、地域特有のバイオマス廃棄物(レモングラス廃材、エビ養殖汚泥等)を活用して、集約型エビ養殖時の電力の安定供給および温室効果ガス排出の削減を目指します。

  • ベトナムのエビ養殖池

裕幸計装株式会社においては、YECCがベトナム国内で実施する上記実証研究の主旨に賛同いただき、3年間の実証研究に必要な機器の無償貸与および実証研究にかかる研究費8,000万円(1年目4,000万円、2年目2,500万円、3年目1,500万円)の寄付のお申し出をいただいています。

すでに、本年5月には初年度研究費4,000万円の寄付をいただき、同社からの無償貸与機器を活用したベトナム国内での実証研究が順調にスタートしています。

今回の太田 玄 社長の今村 理事長への訪問により、裕幸計装株式会社の強力な支援のみならず、同社と本学が強力なタッグを組むことで、グリーンエネルギーに関する実証研究がさらに加速するものと期待しています。

※日越若手技術者交流センター(Japan-Vietnam Young Engineers Cooperation Center通称「YECC」=学校法人工学院大学、国立大学法人九州大学、Tien Giang University、Notre Reve Consulting Co.,Ltdにて構成、その後、国立大学法人島根大学、学校法人明治大学が参画

  • 今村 理事長(左)と太田 社長