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工学院レーシングチームが「学生フォーミュラ日本大会2025」に参戦 種目別表彰で2位を獲得

2025/09/19

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工学院レーシングチーム(KRT)は、9月8日(月)から9月13日(土)にかけてAichi Sky Expo(愛知県常滑市)で開催された公益社団法人自動車技術会主催「学生フォーミュラ日本大会2025」に参戦しました。
全国から60を超えるチームが参加する中、ICV部門種目別表彰のオートクロス賞で2位を獲得し、総合12位となりました。

学生フォーミュラ日本大会は、設計やデザイン、コストや走行性能に至るまで、車両開発にかかわるすべての段階が審査されるものづくりのコンペティションです。
昨年大会では、車検不合格となり、動的審査に出場できず悔しい結果となったKRT。今年はその反省をふまえた車体改良を行い、再起をかけて総合優勝を目標に掲げ、チーム一丸となって大会に臨みました。

大会前半で実施された機械車検では一発合格は叶いませんでしたが、指摘事項を迅速に修正し、車検を通過。
11日(木)に行われたマシンの速さやハンドリング性能が問われるオートクロス審査では、1周1分4秒のタイムで2位を獲得。 最終日のエンデュランス審査を最後の枠で走行する、「ファイナル6」に進出が決定しました。
最終日に向けてはパワートレイン系統の耐久性を高める調整を行い、プラクティスエリアでも念入りに走行確認。万全の状態でエンデュランス審査に臨む準備を整えました。

迎えた大会最終日は不安定な空模様。KRTの走行直前には競技が一時中断されるほどの雷雨に見舞われ、再開後も路面は滑りやすいままという極めて厳しい条件での挑戦となりました。そのような中でもKRTは安定した走りを見せ、スピンやコースアウトなく20周を完走。レインタイヤを履きながらも1周1分15秒台のタイムを叩き出した瞬間には実況席から驚きの声が上がり、「速い工学院大学」を体現する走りで会場を大いに沸かせました。

  • ピットで車両の最終調整

  • エンデュランスでは20周を完走

  • オートクロス賞2位受賞で、表彰台に立ちました

チームリーダー兼1stドライバー 松本悠暉さん(機械工学科 3年)
今回、オートクロス賞で2位を獲得できたのは、日頃よりご支援・ご声援をいただいているスポンサーの皆様、大学関係者の皆様、そしてOB・OGの皆様など、多くの方々のご支援のおかげだと感じています。エンデュランスはあいにくのウエットコンディションとなり、本来の力を十分に発揮できない部分もありましたが、「次のドライバーにつなぐ」という想いを胸に走り切ることができました。雨でも晴れの日と変わらず運転しやすい車両を作り上げてくれたチームの仲間に、心から感謝しています。来年の大会では車検対策や静的審査をさらに磨き上げるとともに、今回見つかった課題を克服し、進化したチームとして挑みます。今後とも変わらぬご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。

チームリーダー補佐 石井伶奈さん (環境化学科 2年)
今年のチームは車両製作の経験がない低学年が多く、最初は戸惑いや苦労もありました。しかし「今年こそ絶対に走りたい」という強い想いを胸に、先輩方やOB・OGの皆さんの助言を得ながら、知識を学び、課題に取り組んできました。こうしてチームで完成させた車がゴールテープを切ることができ、とても嬉しく思います。1年間共に頑張ったメンバーに、心から感謝します。

学生フォーミュラ日本大会 公式サイト