工学院大学VRプロジェクトがIVRC2026決勝大会に出場

2026/09/29

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工学院大学VRプロジェクトは、9月7日から8日に富山県立大学で開催されたIVRC2026の体験展示審査会(決勝大会)に出場しました。

IVRCは、日本バーチャルリアリティ学会が主催する、学生を中心としたチームがインタラクティブ作品を企画・制作し、その創造性を競うコンテストです。

決勝進出作品「VRビックリハウス」は、私たちが普段生活する空間とは異なる性質を持つ「非ユークリッド空間」をテーマにした体験型作品です。体験者が前方へ手を伸ばすと、その動きに合わせてラジコンが移動し、上部に取り付けられた人間の手を模した装置が背後や横から身体に触れます。VR映像と装置の物理的な動きを連動させることで、前に伸ばした自分の手が思いがけない方向から戻り、自分自身に触れるような不思議な感覚を生み出す点が特徴です。

工学院大学VRプロジェクトは、体験展示審査会に向けて、赤外線センサーなどを用いた制御方法を検討し、ラジコンを狙った位置で正確に停止させ、安定して触覚を提示できるよう、改良を重ねました。審査員からも、この制御によって安定した触覚提示を実現した点が評価されました。また、装置の物理的な動きとVR映像をさらに自然に連動させるためのアドバイスもいただきました。

当日は、学会に参加していたIT・VR関連企業の担当者や他大学の教員・学生など、多くの方にも作品を体験していただきました。体験者からは、VR空間内のダイナミックな空間変化に対して「驚いた」「面白い」といった反応や、「通常では体験できない特異な空間を体験できた」といった感想をいただき、非日常的な体験を楽しんでいただくことができました。
今回は惜しくも入賞には至りませんでしたが、審査員や体験者からさまざまな意見を得ることができ、今後の作品改良につながる貴重な機会となりました。

工学院大学VRプロジェクト 大会チームリーダー 伊藤 洋輝(情報学部情報デザイン学科2年)コメント
今回の体験審査会を通して、チームで一つの作品をつくり上げ、多くの方に体験していただけたことを大変嬉しく思います。いただいたご意見や感想を今後の改良に生かし、イベントや展示会でより良い体験を届けられるよう取り組んでまいります。また、チームメンバーをはじめ、情報学部の先輩方や先生方から多くのご支援をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。本作品は、11月に開催される新宿祭でも展示されますので、ぜひ体験してください。
工学院大学VRプロジェクト IVRCプロジェクトリーダー 小濵 誠樹(情報学部コンピュータ科学科3年) コメント
通常では起こり得ない不思議な空間感覚をどう伝えるか、夏休み中も毎日のように開発を続け、チーム一丸となって取り組んできました。当日は多くの方に驚いていただき、大きな手応えを得るとともに、さまざまな視点から改善点を見つけることができました。今回得た気づきを生かし、さらに完成度の高い作品をお届けできるよう改良を続けていきます。
工学院大学VRプロジェクト 企画発案者 滝川 弘晟(工学部電気電子工学科2年)コメント
IVRCへの出展に向けた制作では、ラジコンを正確な位置で停止させるための制御に特に力を入れました。赤外線センサーなどを用いた制御方法を検討し、何度も動作確認と調整を行いながら、狙った位置で安定して停止できるよう精度を高めました。試行錯誤の末に完成させた作品を、多くの方に体験していただけたことに大きな達成感を感じています。今回得た知識や経験を後輩へ引き継ぎ、今後のVRプロジェクトにおける作品制作に活かしていきたいです。
IVRC(Interverse Virtual Reality Challenge) 公式サイト