工学院大学VRプロジェクトは、9月7日から8日に富山県立大学で開催されたIVRC2026の体験展示審査会(決勝大会)に出場しました。
IVRCは、日本バーチャルリアリティ学会が主催する、学生を中心としたチームがインタラクティブ作品を企画・制作し、その創造性を競うコンテストです。
決勝進出作品「VRビックリハウス」は、私たちが普段生活する空間とは異なる性質を持つ「非ユークリッド空間」をテーマにした体験型作品です。体験者が前方へ手を伸ばすと、その動きに合わせてラジコンが移動し、上部に取り付けられた人間の手を模した装置が背後や横から身体に触れます。VR映像と装置の物理的な動きを連動させることで、前に伸ばした自分の手が思いがけない方向から戻り、自分自身に触れるような不思議な感覚を生み出す点が特徴です。
工学院大学VRプロジェクトは、体験展示審査会に向けて、赤外線センサーなどを用いた制御方法を検討し、ラジコンを狙った位置で正確に停止させ、安定して触覚を提示できるよう、改良を重ねました。審査員からも、この制御によって安定した触覚提示を実現した点が評価されました。また、装置の物理的な動きとVR映像をさらに自然に連動させるためのアドバイスもいただきました。
当日は、学会に参加していたIT・VR関連企業の担当者や他大学の教員・学生など、多くの方にも作品を体験していただきました。体験者からは、VR空間内のダイナミックな空間変化に対して「驚いた」「面白い」といった反応や、「通常では体験できない特異な空間を体験できた」といった感想をいただき、非日常的な体験を楽しんでいただくことができました。
今回は惜しくも入賞には至りませんでしたが、審査員や体験者からさまざまな意見を得ることができ、今後の作品改良につながる貴重な機会となりました。

