江蘇省蘇州市で「出張科学教室」を開催

2015/11/30

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2015年11月21日、科学教育センターは江蘇省蘇州市にある「蘇州市第三中学校」(※日本の高校に相当)で、学園初となる海外での出張科学教室を開催しました。

2010年、本学と同校は交流協定を締結しており、国際的に活躍できる優秀な人材の育成および教育の国際化を推進する一環としてこの取り組みが実現しました。本学からの派遣人数は30名(学生20名/教職員10名)。このうち4名は本学に留学している同校の卒業生です。

主な来場者は市内の中高生・先生らで、総数は約600名。また、同校で日本語を学ぶ高校生16名も演示支援者として参加しました。支援参加した女子生徒は「実験の経験がなく教えるのが不安だったけど、回数を重ねるうちに教えられるようになって楽しかった!」と、日本語でにこやかに答えてくれました。

今回の出張科学教室を通じて異なる文化やことばを理解・体験・尊重することの大切さ、また国際性がさらに育まれることに期待します。

出展テーマ

テーマ名 演示責任者 内容
3原色LEDで
さまざまな光の色を作り出そう
先進工学部 応用物理学科
准教授  山口智広
3原色(赤・緑・青)の各LEDの光の強さを変えられるように回路を組みます。実際に各LEDの光の強さを変えて様々な色を作り出します。
赤外線電子ペンをつくってみよう 工学部 電気システム工学科
教授  前田幹夫
赤外線LEDは、リモコン、ケータイ同士の通信、防犯用カメラなどに使われています。紫外線のマジックペンを改造して、電子黒板用の電子ペンを作ります。作った電子ペンから出る光を、Wiiリモコンのカメラでつかまえて、スクリーンに映し出します。
水中カラフルボールを作ろう 基礎・教育教育部門
助教  望月千尋
マイクロカプセル形成の原理を利用し、色とりどりのカラフルボールをたくさん作って、水中を泳がせてみます。
お問い合わせ 工学院大学 科学教育センター
E-mail: ksec[at]sc.kogakuin.ac.jp TEL:03-3340-2438
蘇州市第三中学校
科学教育センター