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安部芳絵准教授(教育推進機構教職課程科)の単著が2016年度こども環境論文・著作賞を受賞

2017/06/02

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安部芳絵准教授(教育推進機構教職課程科)の単著『災害と子ども支援 復興のまちづくりに子ども参加を』(学文社、2016)が2016年度(第12回)こども環境論文・著作賞を受賞しました。科研費(JSPS科研費24730670、26870652)の成果である『災害と子ども支援』は2016年5月末に発行されたものですが、学術書としては珍しく2017年1月に重版されました。
 
こども環境学会2017年大会が北海道文教大学で開催され、5月27日に授賞式と記念講演が行われました。こども環境論文・著作賞は、近年中に完成し発表された研究論文および著作出版物であり、こども環境学の進歩に寄与する優れたものに贈られる賞です。
 
【総評(一部抜粋)】
とりわけ注目を集めたのが『災害と子ども支援-復興のまちづくりに子ども参加を-』である。本書は、災害復興において、こどもを単に教育と保護の対象として囲い込むのでなく、こどもの体験を聴き取り、その声や願いを復興計画に反映させるというこども参加の視点を鮮明に提示した著作である。本書は、各審査員から共通して高い評価を受けた。

 
受賞コメント
単著『災害と子ども支援 復興のまちづくりに子ども参加を』(学文社、2016)に対し、こども環境学会より論文・著作賞をいただけたことを、大変嬉しく受け止めています。これもひとえに、調査研究に協力してくださった支援者のみなさま、子どもたち、本書を手に取っていただいた読者のみなさまのおかげです。ここに立ち止まることなく、引き続き研究を深めていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。最後に、阪神・淡路大震災、中越大震災、東日本大震災をはじめとするさまざまな災害からの復興を心より祈念して、コメントとさせていただきます。ありがとうございました。
こども環境学会
こどもは自分が育つ環境を選ぶことはできません。未来を担うこども達が心身ともに元気に成育できる環境を保障することは、社会全体の責任です。学問領域を超えて研究者や実践者が集い、こどもを取り巻く環境=こども環境について共に研究し、提言し、実践していくなかで、学術的な総合科学『こども環境学』を確立し、よりよい成育環境を実現していくことが、こども環境学会の目的です。
こども達を豊かに育む環境づくりに向けて、関心をもっておられるすべての方々の参加をお待ちしています。
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