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後藤治教授(建築デザイン学科)が主査を務める「日本の20世紀遺産20選」を日本イコモス国内委員会が発表

2017/12/08

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12月8日(金)、後藤治教授(建築デザイン学科)が選定WGの主査を務める「日本の20世紀遺産20選」の発表が日本イコモス国内委員会により工学院大学新宿キャンパスで行われました。
席上では「日本の20世紀遺産20選」を選ぶに至った経緯や選定にあたって重視した点などが語られました。質疑応答の際には出席者から多くの質問があがり、関心の高さが伺えました。

イコモス(ICOMOS/国際記念物遺跡会議、International Council on Monuments and Sites) 
イコモスとは、国際記念物遺跡会議(ICOMOS/ International Council on Monuments and Sites)のことで、文化遺産保護に関わる国際的な非政府組織(NGO)です。1964年にユネスコの支援を受けヴェニスで開かれたSecond International Congress of Architects and Technicians of Historic Monuments (第2回歴史記念建造物関係建築家技術者国際会議)で、記念物と遺跡の保存と修復に関する国際憲章(一般にはヴェニス憲章の名で知られています)が採択されました。これを受け1965年にイコモスが設立されました。
人類の遺跡や歴史的建造物など文化遺産の重要性を認識し、それらを保存し、継承していこうという行為は、19世紀以来世界の多くの国で続けられてきました。しかし、そのような遺産の保存のための国際組織が構想されるようになったのは、第2次世界大戦後のことでした。その後20年の準備期間を経て1965年6月、クラクフ(ポーランド)でイコモスの第1回総会が開かれました。2017年3月現在では参加国は150カ国以上を数え、国内委員会が各国で組織され、文化遺産保存分野の第一線の専門家や専門団体が様々な活動を行っています。
1972年のユネスコ総会での世界遺産条約採択後は、イコモスはユネスコをはじめとする国際機関と密接な関係を保ちながら、世界文化遺産の保護・保存、そして価値の高揚のための重要な役割も果たしてきました。文化遺産保護の原理、方法論、科学技術の応用の研究などを続けています。またユネスコの諮問機関として、世界遺産登録の審査、モニタリングの活動を続けています。
日本イコモス国内委員会
イコモス(国際記念物遺跡会議/ICOMOS International Council on Monuments and Sites)