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坂本哲夫教授(応用物理学科)らの論文がAnalytical Sciences誌6月号の表紙・Hot Articleに掲載

2019/06/10

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坂本哲夫教授(応用物理学科)、趙博士研究員らによる論文"Loss of Phosphate Determines the Versatility of a Spider Orb-web Glue Ball "が世界で最大規模の日本分析化学会の英文論文誌であるAnalytical Sciences誌6月号(6月10日発刊)の表紙・Hot Articleに掲載されました。

  • 出典:Anal. Sci., 2019, Vol. 35, pp. 645-649
論文概要

蜘蛛の巣というのは、虫などを捉えるためにありますが、虫を捉えるのは蜘蛛の糸に付いた粘着性の物質(粘球)と呼ばれるものです。この粘球はガムテープのような粘着性をもつだけではなく、虫が付着して振動することで、粘着性から一変して固着性に変化します。つまり、一度付いた虫が離れないよう、がっちりと固定するように瞬時に変化するのです。このメカニズムは幾つかの仮説はありますが、決定的な証拠はありませんでした。本研究では独自に開発した成分イメージング装置で、粘着性から固着性に変化する様子を成分画像で初めてとらえることに成功し、化学物質の振動による変化が粘球の特異な性質に関係していることを見出しました。
Vol.35, Num.6 - Analytical Sciences
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