11月1日、冨永祥子研究室(建築デザイン学科)が作成した『かたちの理由』の第一刷が完成しました。
建築の設計において形のデザインを考えることは、楽しくもあり悩ましいことでもあります。同書は「建築のかたちは何を手掛かりに決めるのか?」という疑問について、冨永研究室大学院生4人が修士1年生の時にゼミで研究し、その成果をわかりやすいビジュアルとともにまとめたものです。
建築のかたちの理由を考えるにあたって彼らが着目したのは、日本のいくつかの特徴的な集落です。いずれも地形や気候・生業などに特徴を持ち、それらに対応することで特徴的な景観やかたちが生まれました。この本では、そのかたちの根拠や変化の経緯を丁寧に読み込み、分析して、「建築に形を与える行為(建築デザイン)の意味」という問いに迫ります。
【編著】※全員、冨永祥子研究室
大滝 拓人(修士2年)、関 彩香(修士2年)、仲間 剣(修士2年)、西村 ひかる(修士2年)
【掲載集落】
- 岐阜県大野郡白川村と高山市荘川町および清見町の一部
- 秋田県横手市増田町
- 京都府与謝野群井根町
- 島根県出雲市小伊津町