建築デザイン学科生がYHIAISM IDEA AWARDを受賞

2021/02/05

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天野桃花さん(建築デザイン学科3年)は、ビジネスコンペであるルネサンスプログラム(主催:YHIAISM株式会社)に参加し、YHIAISM IDEA AWARDを受賞しました。

このコンペは、文化芸術領域の課題を解決する事業を創出する活動です。芸術家と事業家にアイディアを公募し、その中でチームを組み、プラン開発期間を経て、最終的にはベンチャー設立を目指します。

天野さんは、この活動の建築・音楽分野に応募。2020年10月に最終面接を通過後、ビジネスプランに関して学ぶ場を得ました。事業開発に関する講義などを受けたのち2チームに所属し、1月16日に行われたデモデイにおいて最終評価を受けました。その結果、手掛けたプラン「J-Opera」「Art Campアーティストと共創するプレミアムワークショップ」が共に受賞しました。

プラン名 受賞
「J-OPERA –OPERAの新たな音楽体験の提供-」 YHIAISM IDEA AWARD
文化芸術経済創造に対し挑戦的な企画に贈られる。1ヶ月間、担当コンサルタントが事業創造や協業の可能性を模索する。
「Art Campアーティストと共創するプレミアムワークショップ」 SEED Award by Spero
プログラム内において、優れたチームワークで柔軟にニーズとソリューションの検証を進め、事業家の種を見出したチームに贈られる。Spero が実施するプログラムへの優先参加券、および今後の事業化支援。
受賞コメント
大学の課題やゼミ活動と両立するのは大変でしたが、とても実りの多いプログラムでした。
参加するための1次審査では、それまで提出してきた建築や文化芸術に関わるコンペ資料、活動を元に話しました。創り出したプランの一つ「Art Camp」は、アーティスト支援に繋がるコミュニティの場を考える活動です。「J-Opera」では、日本を代表するオペラ歌手の方と共に、日本人にとってのオペラの敷居を下げ、より発展させていくための新しいオペラの在り方を提案しました。企画段階では、建築を学んでいる身として、場作りや、文化芸術に多くの人が介在するためのコミュニティ形成を考えるところから始まりました。
領域は文化芸術ですが、ビジネスコンペなので経営面での検証も必要でした。メンバーとの協力や、強力なメンターの方からのご指導と共に、大学で学んだ経営や事業運営の基礎知識の授業で得られた知識も活かされました。普段学んでいる建築とともに、経営面、小さい頃から携わってきた音楽が繋がった刺激的な経験だったと言えます。
チームメンターからは、建築という学問が経営や社会とどうつながっているか等というご指導も頂き、学びの連続でした。受賞により、今後は事業化に向けて、音響に携わったり、株式会社化のための実装をしていったりと、本格的に動き出していく予定です。
ルネサンスプログラム 公式サイト
Renaissance Program 2020 最終結果
【文化芸術アクセラ】デモデイにて受賞チーム決定!『Renaissance Program 2020』複数チームが文化芸術領域にて事業化へ|株式会社Speroのプレスリリース
建築デザイン学科