機械工学専攻生がICATYEでベストペーパー賞を受賞

2021/05/07

2021年3月にオンラインで開催された公益社団法人自動車技術会 関東支部 2020年度 学術研究講演会 (ICATYE)において、大学院機械工学専攻修士2年の秋元優佑さん(自動車音響振動研究室・山本崇史教授)が「均質化法による多孔質セラミック材の微視構造モデリングおよび微粒子捕集フィルターの音響透過損失予測」と題する研究発表でベストペーパー賞を受賞しました。

近年の自動車市場では、環境負荷の小さい車の需要が高まっています。排気ガスには有害微粒子が多く含有されており、人体や環境への悪影響が懸念されています。さらに、車外騒音規制の厳格化に伴い、車から発せられる騒音に対し何らかの対策を講じる必要性が高まっています。
これらを研究背景として、本研究では排気ガス浄化装置DPF・GPFの音響性能に着目しました。ASTM E2611に準拠し、音響管を用いて供試体の音響透過損失を実測しました。さらに、実験系と等価のモデルを構築し、均質化法により音響透過損失を計算しました。実測値と計算値の比較検証を行うことにより、評価手法・モデルの妥当性を検証しました。また、実機排気管の音響透過損失の実測に向け、音響管と同構造の治具を設計・製作し、精度の検証を行いました。
検証の結果、内径が異なり、剛壁となっている部分で入射音波が反射し、音響透過損失に悪影響を及ぼしていることが分かりました。

受賞コメント
(公社) 自動車技術会 関東支部 2020年度 学術研究講演会 (ICATYE)において、ベストペーパー賞を拝受させていただき、大変光栄に思います。研究活動においては、指導教員である山本先生をはじめ、多くの方々からご指導頂き、支えていただきました。この場をお借りし、厚く御礼申し上げます。本結果に満足せず、研究活動に真摯に取り組み、よりよい研究成果を生み出せるよう精進してまいります。
JSAE KANTO -ICATYE-
機械工学専攻