9月9日、第12回コロキウム-先進工学部 最先端の研究紹介-が開催されました。
先進工学部は、設立コンセプトの一つであるイノベーティブ(新しい切り口、新結合)な研究連携を実現するため、学部が開設した2015年から毎年数回コロキウムを開催しています。先進工学部の研究や研究室に対する理解を深めて、在学生が自分の将来像をイメージできる機会として9月9日に12回目のコロキウムが開催され,100名を超える学生が聴講しました。
坂本哲夫教授(応用物理学科)による講演テーマは「2位じゃだめなんですか?だめなんです。~研究は楽しい、でも楽しいって何?~」。大学の研究者のマインドとして大切なのは、No. 1を目指すのではなくthe Only-One、the First Oneを目指すべきであると語りました。研究をする上で必要な、外部資金獲得やそのための申請書の書き方にも触れ、小さい研究実績から積み重ねること、社会のニーズを意識しつつオリジナリティを主張することをポイントとして挙げられました。工学院モデルで全国トップクラスの知能集団を教員と一緒に目指そうと学生への励ましの言葉で講演は締め括られました。
約1時間半におよぶ講演は、終始1‐3年生にもイメージしやすい説明でした。質疑応答では、学生からの質問に対して具体的な失敗のエピソードと再チャレンジの取組を披露くださり、学生たちの成長に期待する気持ちが感じられました。予定を延長し18時直前に終了するほど、充実した時間となりました。