工学院大学のキャリア教育の取り組みが、日本インターンシップ学会 槇本記念賞「最も秀逸なるインターンシップ」を受賞しました。
この賞は日本インターンシップ学会による表彰で、内容はもちろん、運用や醸成される力、受入先からの評価も審査対象項目としています。9月18日には、オンラインで第4回槇本記念賞授賞式が行われました。
二上武生教授(教育推進機構 国際キャリア科・キャリアデザイセンター所長)によってまとめられた研究論文「低学年インターンシップの導入等、多様なインターンシップの展開」として応募したところ、表彰されました。
評価コメント *主催者サイト掲載資料より抜粋
- 学内のインターンシップへの理解と運営は⼿厚くまた⼿堅いと言えよう。20年以上に渡るインターンシップ実施の実績があり、多様なインターンシップとキャリア⽀援プログラムとしての体系化を図っていることは評価できる。
- 担当副学⻑も含めた「インターンシップ委員会」を構成し、各担当で役割分担しつつ、全学一体となってインターンシップを推進する体制を構築している。内容に関しては、事前事後プログラムが充実していると言える。受け入れ先との連携については、良好な関係性を保つための努⼒がなされている。
- 学年毎に異なった位置付けを意識して実践している点は⾼く評価できる。また成果についても言及が多い。
二上教授コメント
工学院大学で2013年にキャリア教育の担当となって以来、インターンシップを単体でとらえるのではなく、学生のキャリア教育全体の中で位置づけてきました。事務部門と共に、質の向上として毎年事前事後プログラムの見直しを行い、新たなインターンシップの展開を図っています。参加学生がどのように成長するか、とても楽しみです。
工学院大学が実施するキャリア支援
工学院大学では、「学生支援の基本方針」の「進路支援」として「学生の個性、資質に対応した大学院進学、就職に関わる多様なキャリアパスを確保、開発する」がうたわれています。学生たちの様々なキャリア発達にあわせ、体系的なキャリア支援プログラムの構築として主に以下取り組みを行っています。
- 「大学の学びを活かしたキャリア形成・就職支援」のあり方の明確化
- 初年次からのキャリア教育と就職支援の連携
例)「キャリアデザインノート」の活用とルーブリックの導入 - 低学年インターンシップの導入による初年次からのインターンシップの実現
例)1年生対象 春インターンシップ(2019年度開始)
(地域連携として八王子市企業が受入先)
2年生対象 夏インターンシップ(2019年度開始)
(大手有名企業や起業支援としてインキュベーション施設が受入先) - 単位認定インターンシップと自由応募型インターンシップの総合的支援
- 海外インターンシップの導入(計画中)