建築デザイン学科生が全国合同卒業設計展「卒、22」で特別賞を受賞

2022/03/07

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全国合同建築卒業設計展「卒、22」にて、建築デザイン学科4年の朝田岳久さんが、特別賞を受賞しました。
これは関東を中心に全国から有志で集まった建築を学ぶ学生が主催する卒業設計コンペで、2018年度から開催されています。

朝田さんは、生産行為に無頓着になっている現状への違和感に対し、日常に開かれた繊維工場を設計しました。織布・染色・縫製・販売の一連の流れを可視化し、働く人と訪れる人がさまざまな距離感でコミュニケーションする、新しい生産工場の形です。

審査員からは、「服の大量消費・国内生産受注の減少・外国人労働者と地域社会の摩擦など繊維産業が抱える現状の社会問題に対し、生産行為を細かく分析し、建築的・空間的なアプローチで解決を目指している」「工場内に生産から派生した公共的空間が挿入され、それらがシームレスに繋がり面白い空間が生まれている点に新しさを感じる」といった点が高く評価され、このたび特別賞を受賞しました。

受賞コメント
他大学から集まった力作揃いの中から、自分の作品を評価して頂けたことはとても嬉しいです。
特に問題解決に対するアプローチの面白さ、建築の設計力を評価して頂けたことはとても自信に繋がりました。これからも様々な視点から建築を考え、設計力を身につけていきたいと思います。
私の卒業制作では、大きな社会問題に対し、建築の力でどんな事ができるのか挑戦しました。
現代の生産行為に無頓着になっている現状に違和感を感じ、開かれた工場の設計を行いました。
この作品を通して多くの人に感心を持ってもらえたことは、作った意義であると感じました。
ご指導して頂いた冨永先生をはじめとした先生方、手伝ってくれた後輩、支えてくださった皆様に改めてお礼申し上げます。
全国合同卒業設計展「卒、22」
建築デザイン学科