東京駅構内「東北へのまなざし1930-1945」に出展
工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)図書館は、7月23日(土)から9月25日(日)まで東京ステーションギャラリーで開催される「東北へのまなざし1930-1945」(主催:東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]、日本経済新聞社)で、所蔵している今和次郎コレクション66点を一般公開します。(会期中、一部展示替え有) 本展示では、今和次郎をはじめとした研究者や芸術家が残した東北の建築スケッチ、生活家具、作品や手記から、1930年代に東北地方で育まれた豊かな文化を再検証します。
今和次郎[1888-1973]は日本の建築学者・民俗学研究者で、「考現学」(考古学に対する造語)の創始者です。早稲田大学建築学科で教壇に立つかたわら、市井の人々の行動パターンや服装を独自の目線で路上観察し、データ採集・分析を行いました。工学院大学図書館は、1984年以降、今和次郎の自宅書斎に残されていた資料・蔵書一式(約6000点)を新宿・八王子両キャンパスで保管しています。
同展示会で、今和次郎コレクション資料は4章 「雪調」ユートピア 、5章 今和次郎・純三の東北考現学 で展示されます。民俗学者・柳田國男と行った民家調査をふまえ今和次郎が力を入れた、東北の近代化と生活改善、建築設計の検討や、弟の今純三[1893-1944]が郷里・青森で実践した考現学、それぞれから浮かび上がる東北の風景について、兄弟のスケッチを中心に紹介しています。
本展示ではこのほか、ドイツの建築家ブルーノ・タウト、民藝運動を展開した柳宗悦、フランスのデザイナー、シャルロット・ペリアン、東北生活美術研究会を主導した吉井忠らにも注目し、各人が東北で残した作品を公開しています。
本企画展は巡回展として、4~6月に岩手県立美術館、福島県立美術館でも開催され、約8000名が訪れました。東京ステーションギャラリーでの最終展示でも、多くの来場を期待しています。
■東北へのまなざし1930-1945 開催概要
展示期間 | 日付:2022年7月23日(土) - 9月25日(日) ※会期中、今和次郎コレクション資料も含め、一部展示替えがあります。 ・前期展示:7月23日(土)-8月21日(日) ・後期展示:8月23日(火)-9月25日(日) |
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章立て | 1 ブルーノ・タウトの東北「探検」 2 柳宗悦の東北美学 3 郷土玩具の王国 4 「雪調」ユートピア 5 今和次郎・純三の東北考現学 6 吉井忠の山村報告記 [公式サイト:https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202207_tohoku.html ] |
場所 | 東京ステーションギャラリー JR東京駅 丸の内北口 改札前 |
入館料 | 一般 1,400円 高校・大学生 1,200円 中学生以下無料 [チケット購入:https://www.e-tix.jp/ejrcf_gallery/ ] |
開館時間 | 10:00 - 18:00 (17:30最終入場) ※金曜日は20:00まで開館 ※月曜休館 [8月15日、9月19日は開館] |
取材に関するお問い合わせ | 学校法人 工学院大学 総合企画部広報課 担当:森川・堀口 E-mail: gakuen_koho[at]sc.kogakuin.ac.jp TEL: 03-3340-1498 |
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