工学院大学は、東北福祉大学、神戸学院大学とともに、2022年8月25日、「未来へ思いを紡ぐ大学生プロジェクト キックオフミーティング」をオンライン開催しました。
3大学は、2009年からTKK3大学連携プロジェクト「防災・減災・ボランティアを中心とした社会貢献教育の展開」を実施しています。これまでは、各大学が専門とする防災やボランティア関連の授業を学生が互いに受講し、東京・仙台で開催される防災啓発イベントに参加するなど、防災の知識と技術のスキルアップを図ってきました。東日本大震災から10年経った2021年からは、今後の10年を考える活動に取り組んでいます。
8月25日のオンラインミーティングは、本学の学生6名をはじめ、東北福祉大学、神戸学院大学、東京家政大学から合計11名が参加し、9月~3月の活動概要について説明を受け、各自が興味ある活動や関わりたいテーマを中心にディスカッションしました。
本学の学生から「日常的な震災に関する伝承について、考えたり話を聞いてみたい。」との意見があがると、「台風の報道があっても、“この周りは大丈夫だろう”という感じで危機感がなかった。」と、実際に台風被害を経験した学生が当時を振り返りました。「経験を伝え、率先して動くのは、自分たちの様な若い世代なのではないか」との提案や、ボランティア未経験の学生から「この活動を通して色々知りたい」と前向きな発言が聞かれ、今年度初回開催とは思えないほど、充実した意見交換で幕を閉じました。
今春入学した学生は、3.11発災当時8歳。大学生になった今改めて様々な観点から振り返り、これからの10年に活かす活動を各地の学生と共に作り上げます。
■2022年度予定
- 9月4日-5日 : 東日本大震災復興支援活動(宮城県内)
- 10月22日-23日 :「ぼうさい国体」(兵庫県)で、取組の紹介・展示
- 2023年3月 :「仙台防災未来フォーラム」(宮城県)で、これからの10年の取組を提案
そなエリア東京(東京都)でのイベントに防災啓発活動として出展