山形県新庄市の山尾順紀市長が、歴史的風致維持向上計画の認定報告に来校されました。
新庄市にある国登録有形文化財「旧蚕糸試験場新庄支場」について、冨永研究室(指導教員:冨永 祥子教授)と篠沢研究室(指導教員:篠沢 健太教授)は、新庄市からの委託を受け、2014年の実測調査を皮切りに、2年間かけて耐震補強・保存利活用提案書の作成を行いました。2017年からはこの提案書を元に、冨永研究室がこの施設のうち3棟の蚕室の改修設計に携わりました。歴代の研究室の学生たちも関わり続け、一帯がエコロジーガーデン「原蚕の杜」となってからも、行政・地元の建築関係者の方々、市民の皆さんと一緒に新庄を盛り上げてきました。(2021年7月2日のお知らせ 「冨永研究室、新庄市での改修が完了」より)
この度、同施設周辺の歴史的風致維持向上計画が、国から認定されました。同計画立案に向け、新庄市が設けた協議会の委員長を後藤治教授が務めた経緯から、山尾市長が本学に来校され認定を報告しました。後藤理事長と市の関係者は、認定を祝い、今後の取り組みについて議論を深めました。