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化学応用学専攻 佐野拓馬さんが一般社団法人軽金属学会の軽金属希望の星賞を受賞

2023/03/31

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1月20日、一般社団法人軽金属学会で開催された理事会において、大学院化学応用学専攻修士課程2年生の佐野拓馬さん(無機表面化学研究室・阿相英孝教授)の令和4年度「軽金属希望の星賞」受賞が決定され、後日、楯が授与されました。この賞は軽金属の学業の向上発展を奨励し、軽金属の未来を担う人材の育成を目的として人格・学業ともに優秀な学生に贈られる賞であり、指導教員より推薦された後、関東支部での一次選考ならびに軽金属学会理事会の議を経て受賞が決定されました。
佐野さんは、アルミニウムの表面処理法として広く実用されているアノード酸化法について、生成した酸化皮膜の構造やその硬さ、生成効率などを系統的に調査し、当該分野において、今後の技術開発ならびに応用研究の発展に寄与する多くの研究成果をあげました。関連成果の一部は国際的な学術雑誌などに筆頭著者として論文発表も行いました。

・Surface and Coatings Technology, Volume 459, 129399 (2023) ※下記にもリンクあり
Formation of hard anodic films on the 7075-T6 aluminum alloy by anodization in sulfuric acid and ethylene
Takuma Sano, Yuki Wakabayashi, Hidetaka Asoh
Surface and Coatings Technology, Volume 459, 129399 (2023).

・「軽金属」第73巻4号(2023年4月15日発行)掲載決定
研究題目 :アルミニウムの高電流アノード酸化時の焼けの抑制に及ぼす二段階アノード酸化の効果
佐野拓馬、阿相英孝

受賞コメント
このような賞を頂くことができ大変光栄に思います。 受賞にあたり、多大なるご指導を賜りました阿相英孝教授に厚く御礼申し上げます。日常的な研究活動の指導、学会発表や学術論文執筆といった対外的な活動の指導のみならず、私生活やキャリアプランの相談など、様々な面からのサポートを頂き、とても感謝しております。 新年度からは、社会人としての生活が始まりますが、軽金属の未来を担う社会人としての自覚をもって、仕事に取り組みたいと思います。
Surface and Coatings Technology, Volume 459, 129399 (2023)