3月8日に千葉工業大学で開催された一般社団法人表面技術協会第147回講演大会において、電気・電子工学専攻 2年(受賞当時)の武田克行さん(電気電子機能材料研究室・鷹野一朗教授)、工学部電気電子工学科 4年(受賞当時)石川魁さん(電気電子機能材料研究室・鷹野一朗教授)が第29回学術奨励講演賞を受賞しました。
研究題目(武田克行さん): TiO2/Cu, Cu2O薄膜の可視光下における光触媒効果
近年、光触媒材料に関連した研究が盛んに行われており、これらには様々な酸化物半導体が提案されています。その代表的な材料として二酸化チタン(TiO2)があります。本研究ではTiO2の光触媒効果を向上させるために、TiO2/Cu2O、TiO2/Cu多層薄膜を作製し、それぞれの下層膜厚に対する光触媒特性を調査しました。特に、Cu層の影響について新たな知見を示したことが高評価となりました。
研究題目(石川魁さん): Arプラズマ処理した生分解性樹脂のプリント回路基板への適用
地球環境において持続可能な社会を達成するため、生物由来の生分解性樹脂の応用展開が期待されています。本研究では、生分解性樹脂の電子回路基板への適用を目的とし、表面にプラズマ処理を施し銅薄膜の電気抵抗と付着性について詳細に調べ、特に実用基板と比較したことが評価されました。
第29回学術奨励講演賞は、63件のポスター発表中10名が受賞しました。
受賞コメント(武田克行さん)
集大成としての研究発表に対し、賞をいただき大変光栄に思います。この気持ちを大切にして新社会人として精進いたします。
受賞コメント(石川魁さん)
学術奨励賞の受賞を大変嬉しく思います。この賞を励みにより一層努力し大学院での研究活動を進めていきます。
集大成としての研究発表に対し、賞をいただき大変光栄に思います。この気持ちを大切にして新社会人として精進いたします。
受賞コメント(石川魁さん)
学術奨励賞の受賞を大変嬉しく思います。この賞を励みにより一層努力し大学院での研究活動を進めていきます。