西新宿小学校児童が経営情報システム研究室(情報科学科)で体験学習受講

2023/06/28

  シェアするTwitterでシェアFacebookでシェアLINEでシェア

情報科学科の経営情報システム研究室(指導教員:三木良雄教授)は、6/8(木)に西新宿小学校の体験学習(4年生1名、5年生3名、6年生1名)を受け入れました。

きっかけは2017年から継続している地域連携活動です(新宿区商店会活性化事業)。コロナ禍も地道に活動を継続する中で培われた関係性が、町会、小学校などにも広く深く展開され、本年度は小学生の体験学習を2回受け入れることになりました。

初回の6月8日は、児童たちは、まず1階のキネティックウォールと2階の工手の泉を見学しました。アトリウムの飛び出す壁面に子供たちが走り寄り下側から見上げる、工手の泉の天井に取り付けられた会話遮断装置を早速試してみるなど、みんな興味津々。将来のエンジニアの資質を感じました。

次は、教室に移動してプログラミング的思考のワークショップです。同研究室の学部4年生が先生役を務めました。3Dプリンタで作成したプログラムブロックをチームで話合いながら解決する方法を全員で考えました。既に小学校でプログラミングを習っている学年の児童もおり、小学生たちは難なくクリア。生まれた時からインターネットやスマートフォンがある彼らの世代は、やはりデジタル関連の思考は自然に身についているのでしょうか。児童にとって、複数名で一つのプログラミングに取り組む体験は新鮮だったようで、終始とても楽しそうでした。

大学としては、引率の小学校教員による声がけから教育のポイントやヒントを多く学びました。ワークショップでの児童の作業過程は、何につまずき、どのように解決していくのかを知る研究材料になりました。ワークショップで使った教材は、現在同研究室が技術指導している株式会社インネクサス社が開発した教材をチューニングしたもので、大学が企業と地域をコーディネートする新たな活動様式としても価値ある機会となりました。

これからも、工学院大学は、地域連携、産学連携を拡大し地域と社会に開かれた大学の在り方を探ります。

経営情報システム研究室