田村雅紀教授(建築学科)らの論文が日本コンクリート工学会賞(論文賞)を共同受賞

2023/08/01

  シェアするTwitterでシェアFacebookでシェアLINEでシェア

田村雅紀教授(建築学科)が共同執筆した論文が、2023年の日本コンクリート工学会賞(論文賞)を共同受賞しました。

受賞対象論文:
A New Concept of Calcium Carbonate Concrete using Demolished Concrete and CO2
※論文はこちらからご覧いただけます。

受賞コメント
本研究は、NEDOムーンショット目標4に貢献する「C4S研究開発プロジェクト」により進められ、研究参画する大学・企業関係各位(東京大学・北海道大学・東京理科大学・宇都宮大学・工学院大学・清水建設・太平洋セメント・増尾リサイクル)と共同で進められている。
コンクリートのカーボンニュートラル化とクローズドな資源循環の達成を目的として、コンクリート構造物中のCaをCO2吸収源とみなし、コンクリート廃材中のCaと大気中のCO2とを結合させて、炭酸カルシウムコンクリート(CCC)として再生する技術を開発し、CCCを従来のセメント・コンクリートに替わる主要な建設材料として実用化することで、新たな資源循環(C4S: Calcium Carbonate Circulation System for Construction)を実現することを目指します。

日本コンクリート工学会賞について

この賞は、日本コンクリート工学会賞選考委員会による厳密な審議を経て、2月の会で日本コンクリート工学会賞(論文賞3点)が選ばれます。田村教授らの論文は、このひとつです。

2023年の日本コンクリート工学会賞受賞者について

Journal of Advanced Concrete Technology (JACT)
日本コンクリート工学会