情報学専攻 湯村颯悟さんが日本バーチャルリアリティ学会にて論文賞を受賞

2023/09/26

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9月12日から14日に開催された日本バーチャルリアリティ学会において、情報学専攻2年の湯村颯悟さん(認知情報学研究室・蒲池みゆき教授)が論文賞を受賞しました。この研究は、現在様々な応用がなされているVR技術について、その仮想空間内で自分自身の身体(手や足など)が目に見えているかどうかによって、ものを動かすなど自然な動作に影響を及ぼすかを調べたものです。

研究題目:自己身体の認識がVR空間内の運動パフォーマンスに及ぼす影響

なお本学会の論文賞は年度に掲載された100件以上の論文の中から、第一段階で十数件に絞られ、さらに第二段階評価で5件が受賞する厳しい選考過程を経ながら、特に優れたもののみに与えられます。
バーチャルリアリティ学会からは、バーチャルリアリティの分野に貢献するものとして評価されました。

受賞コメント

学部4年生から日常生活中の素朴な疑問を明らかにする上で、近年普及が進んでいるVRの特徴を活かして実験を行えないかと構想していました。認知心理の分野とVRの分野を融合させた大掛かりな実験を計画・実行する大変さと楽しさを感じながら、とにかくシンプルでも面白い結果が出るような研究は何かを考えるという点でかなり頭を悩ませました。結果としてこの論文賞をいただけたこと、そして指導教員の蒲池みゆき先生のご助力とこの論文に関わっていただいた全ての方々に感謝しつつ、これからも頑張ります。

認知情報学研究室