9月13日に福岡工業大学で開催された2023年度精密工学会秋季大会 学生研究発表会において、機械工学専攻1年の島田翔琉さん(マイクロシステム研究室・鈴木健司教授)が「九州精密工業株式会社賞」と「京セラ株式会社賞」の2つの企業賞を受賞しました。
研究題目 : 炭素鋼切削における逃げ面凝着物の生成挙動が工具初期摩耗に及ぼす影響
島田さんの研究では、切削工具の逃げ角の違いが逃げ面凝着物の生成挙動と工具初期摩耗へ与える影響を明らかにし、逃げ面凝着物の生成挙動が工具の初期摩耗に及ぼす影響を検討しました。
「企業賞」は、先端技術パネル・機器展示に出展した企業(約30社)の名を冠し、企業の視点で優れていると判断された優秀なポスター発表を表彰するものです。その選考は、企業の審査員が各社の判断に基づいて行いました。今回の学生研究発表会では、発表者81名のうち約30名が受賞しました。
受賞コメント
今回2つの企業賞を頂くことができ大変光栄に思います。研究室配属当初、切削加工に関する知識に乏しかったことや逃げ角を検討した先行研究が少なかったことで、自分の研究に不安を感じることが多々あったのですが、鈴木先生、宋先生の研究、発表に対するご指導や研究室の皆様にお力添え頂いたおかげで、逃げ角と凝着物生成、逃げ面摩耗幅の関係を明らかにし、このような輝かしい賞を受賞できました。今後とも、あぐらをかくことなく先生方の指導の下、研究に勤しみたいと思います。