9月13~15日に開催された第132回触媒討論会において、化学応用学専攻修士1年の立道智貴さん(大気環境触媒工学研究室・並木則和教授/前野禅准教授)が学生ポスター発表賞を受賞しました。
研究題目 O2存在下でのCO2吸蔵水素化によるCH4生成に高選択性を示すNi-La系二元機能触媒
立道さんの研究では、2050年のカーボンニュートラルの構築に貢献すべく、大気・排ガス中のCO2を回収し、燃料として利用可能なCH4へ資源化するための触媒反応プロセスを研究しています。本発表では、触媒開発で一般的に利用される高価な貴金属を用いずに、O2を含む混合ガス中の低濃度CO2回収と選択的CH4合成を実現する非貴金属系触媒材料を開発しました。
学生ポスター発表賞は100名以上のポスター発表者の中から8名に与えられる栄誉ある賞です。
受賞コメント
この度は、学生ポスター賞を受賞できて大変嬉しく思います。私たちの研究が学術的にも認められたことは、今後の研究活動における大きな自信となりました。研究活動では並木先生、前野先生をはじめ多くの方々のご指導をいただきました。心から感謝申し上げます。