工学院大学（学長：今村 保忠、所在地：東京都新宿区／八王子市）の学生プロジェクト「WA-K.pro」（ワークプロ）は、八王子キャンパス内に、体育授業や体育会が使う用具倉庫を完成させました。地元企業から多摩産木材を購入し、学生たちが設計し、土台づくりから壁・柱建て、屋根ふきを手掛け、4月8日(月)に竣工式を行います。

建築学部の有志1、2年生からなるWA-K.proは、木造建築に特化したチーム「K×Kプロジェクト」を設け、2017年から八王子キャンパス内に点在する簡易な建物を地元多摩産の木材を使用して建て替えています。今回完成した木造倉庫は5棟目です。
設置場所は建築重機が入れない場所のため、学生たちは、まず建設予定地の根切りを手作業で進めました。木材は、林業振興と木材流通を学ぶ観点から、一部は角材や板状では無く、丸太の皮を剥いだ状態で納品され、その良さが活きるように設計しました。
施工途中の今年3月上旬には、メンバー学生は東京都檜原村を訪問し、人工林及び製材所を見学しています。手入れの行き届いた山に入り、林業における人手不足、放置林の存在など社会的課題を自分事と捉え、解決策を考えるきっかけとなりました。