4月21日に開催された埼玉建築設計監理協会第24回卒業設計コンクールにて、工学研究科建築学専攻修士1年の久保桜子さん(冨永研究室 冨永祥子教授)が、自由作品部門の最優秀賞にあたる埼玉建築設計監理協会賞を受賞しました。
研究題目 : 流動的図書空間 −個性の片影が集う本棚の世界−
埼玉建築設計監理協会卒業設計コンクールは、新しい世紀の第一線で活躍が期待される建築系学生の能力向上・育成を図る目的で、次代を先取した意欲ある作品を募集し、若い学生達の考える創造価値と熱意を奨励する、卒業設計を対象としたコンクールです。
-
発表の様子
-
模型写真①
-
模型写真②
審査員からは、「図書館という王道なテーマでありながら、建築的操作と機能によって本が空間を巡って館内の色々な場所へ移動し、利用者が意図しなかったものに出会える空間になっている。これは今までにない視点であり、次世代を先取りした意欲ある作品である」と高く評価されました。
-
表彰式①
-
表彰式②
-
表彰式後
受賞コメント
大学4年間の集大成として1年間取り組んできた卒業制作が、このような形で評価していただけたことをとても光栄に思います。審査員の方々をはじめとして多くの方に自分の作品について意見をいただき、より考えを深めることができた非常に貴重な経験となりました。特に、人と本と空間の関係についてディテールまで細かく設計した点を褒めていただき、今後も設計を続けていく上で大きな自信となりました。
卒業制作を行うにあたり、常に側で支えてくれた母、手厚くご指導してくださった冨永先生をはじめとする先生方、色んな面でサポートしてくださった先輩方や後輩たち、共に頑張り抜いた友人に感謝の気持ちでいっぱいです。これから先の修士生活も全力で取り組んでいきたいと思います。