工学院大学、わずか数百nmの透明膜で蓄電、防汚、耐候する技術を公開

2024/06/05

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工学院大学(学長:今村 保忠、所在地:東京都新宿区/八王子市)の永井裕己 准教授(応用物理学科)は、省資源・省エネルギーを実現する高機能薄膜技術を応用して、蓄電機能を持つエレクトロクロミック調光ガラスや透明ヒーター、防汚性・耐候性に優れた光誘起親水化膜などを形成しました。6月12日から開催される第28回リフォーム&リニューアル建築再生展2024(主催:建築再生展組織委員会)において、最新成果を展示・実演します。

【プレスリリース】工学院大学、わずか数百nmの透明膜で蓄電、防汚、耐候する技術を公開 [192KB]

■主要な技術的特徴

透明ヒーター 電圧を印加することで発熱する無色透明で耐候性の高いヒーターを実現。
光誘起親水性膜 常温で光誘起親水性膜の形成を達成。優れた防汚性、耐候性を示す。
エネルギー貯蔵 デバイスに、電圧印加で色が変わる材料を採用。たとえば色を青くすることで蓄電と遮熱が可能。

開発者コメント:永井裕己 准教授(応用物理学科)
工学院大学発の均一な薄膜を形成する溶液を用いて、多様な機能を持つ薄膜形成を試みています。紫外線照射で優れた防汚性、耐候性を示す薄膜形成などが可能で、既存の住宅にも施工可能です。住宅への実用に向けた課題を知るために、連携いただける企業さまを探しています。

■出展技術における特許情報など

名 称 リチウムイオン二次電池
出願者 学校法人工学院大学
発明者 永井 裕己、佐藤 光史
出願番号 特許第6687249号
研究者紹介サイト https://er-web.sc.kogakuin.ac.jp/Profiles/13/0001264/profile.html

■第28回リフォーム&リニューアル建築再生展2024概要

第28回テーマ: GX・DX推進がひらく建築ストックの未来
-SDGsの達成に向けて-
日時 2024年6月12日(水)-14日(金) 10:00-17:00  ※最終日は16:30まで
会場 東京ビッグサイト 東1ホール
※工学院大学出展ブースは小間番号【14】に出展します。
入場料 1,000円(招待券・事前申込者は無料)
公式サイト https://rrshow.jp/2024/

お問い合わせ 学校法人 工学院大学 総合企画部研究推進課
E-mail: sangaku[at]sc.kogakuin.ac.jp