大学見本市2024 -イノベーション・ジャパン- が8月22日~23日に東京ビッグサイトで開催され、本学は4テーマの技術を公開しました。学生による積極的な声かけに多くの企業が足を留め、そのうち約370社が成果の具体的な活用方法に興味を持ってくださいました。
研究成果が商品として世に出るための第一歩は、企業様との共同研究です。そのため、工学院大学は、大学と企業のマッチングイベントで日本最大級の規模を誇る「大学見本市」に例年出展し、様々な本学発技術を紹介しています。
今年は、新技術を求める企業が2日間で約11,000名来場しました。製造業に加え、ベンチャーキャピタルや各地域の中小企業支援機関などが本学ブースを訪れ、関心の高さが伺えました。別のオンライン説明会で研究成果を知り、今回来場くださった方も多く、対面型の利点を活かした場となりました。
各ブースでは、学生が技術概要紹介を担いました。機械製造などを手掛けるプロへの説明とあって緊張していましたが、大学院生と学部4年生は、質疑を通して視野が広がり、研究へのモチベーションを高めました。反響を受けて、教員が大学院生と研究の方向性を検討するなど、研究自体が深化する機会になりました。
今年は、本学初の試みとして、学部生を対象に見学会を実施しました。社会のニーズと研究の動向を肌で感じて学修に繋げることを目的に、本学ブースと興味ある分野を自由に巡ります。1年生は「入学した分野が、社会ではどのように結びつくのか漠然としているので、様子を知りたい」、3年生は「これから始める実験の参考に」と意欲ある学生が集まりました。説明に立つ大学院生から授業での学びやこの展示会での見どころについてアドバイスを受け、後期授業を前に弾みを付けました。
今年10月には、名古屋での展示会に初参加します。工学院大学発の技術の社会実装にご期待ください。