工学院大学VRプロジェクトは、10/26~27にテレコムセンタービルで開催されたIVRC2024 LEAP STAGE(決勝大会)に出場しました。
IVRCは、日本バーチャルリアリティ学会が主催する、学生を中心としたチームがインタラクティブ作品を企画・制作し、その創造性を競うコンテストです。
工学院大学VRプロジェクトは、応募総数86件の中から厳正なる審査を経て、決勝に進出する10作品に選ばれ、プロジェクト史上初のLEAP STAGE出場を果たしました。今年は入賞を目標に掲げ、より魅力的なコンテンツを目指して試行錯誤を重ねながら大会に挑みました。
決勝進出作品「グラビティ・パラドックス」は、MCエッシャーのだまし絵から着想を得た作品で、異なる重力が一つの空間に存在するという「重力の変化」を体験できるコンテンツ。大がかりな傾斜装置を使って、体験者が全身で重力の変化を感じられる点が特徴です。
工学院大学VRプロジェクトは、LEAP STAGEに向けて、180度の傾きに対応できるように重力変化の種類を増やし、リアルな体験を再現するために、音の立体感を強化するなど改良を重ねました。 審査員からも、体験中の風を最大化するために、扇風機からブロアー(強力な送風機)に改良するなど、SEED STAGEよりも、ソフトウェア(プログラム)とハードウェア(体感装置)の一体感を高めた点が評価されました。
大会期間中、LEAP STAGE出場作品はテレコムセンタービルで同時開催されたサイエンスアゴラ2024内にて一般公開され、多くの親子連れが工学院大学VRプロジェクトの作品を体験しました。 VRを初めて体験した子どもたちはそのリアルさに驚き、迷路から脱出した際には嬉しそうな笑顔を見せていました。
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子どもたちにはゲームの操作方法を分かりやすく説明しました
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体験中のようす
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ブースには2日間で170名の方が訪れました
工学院大学VRプロジェクトのブースは列が絶えず、一時は整理券が必要となるほどの盛り上がりを見せました。
チームは、今大会の経験を糧に、来年の大会に向けて更なる挑戦を続けます。