2024年9月10日に名古屋大学東山キャンパスで開催された日本セラミックス協会第37回秋季シンポジウムの特定セッション「19. 酸素酸塩材料科学と技術の分野横断的新展開」において、化学応用学専攻博士後期課程2年の前川隆一さん、化学応用学専攻修士課程2年の藤崎真尚さん(ともに機能性セラミックス化学研究室・大倉利典教授)が優秀講演賞を受賞しました。
本賞は、口頭発表の中から、優れた発表を行った若手研究者に贈られるもので、厳正な審査を経て、今回の受賞者が選考されました。
前川隆一さん
研究題目
逆モンテカルロ法を用いたNa2O-Y2O3-P2O5-SiO2系ガラスの構造解析
前川さんは「酸化物系全固体電池への応用を目指したナトリウムイオン伝導性ガラス」の局所構造についての発表を行いました。
藤崎真尚さん
研究題目
リン酸マグネシウムガラスを用いたCs吸着鉱物の固化処理
藤崎さんは「福島第一原子力発電所事故により発生した放射性Cs吸着鉱物のガラス固化処理」についての発表を行いました。
受賞コメント 前川隆一さん
この度は優秀講演賞を受賞することができまして大変光栄に思います。
発表に際しましてご指導ご鞭撻をいただきました大倉先生、橋本先生をはじめとする研究室メンバーのおかげで受賞することができたと考えております。感謝申し上げます。
受賞コメント 藤崎真尚さん
この度は優秀講演賞を受賞させていただき、大変光栄に思います。 日頃ご指導いただいている大倉先生、橋本先生をはじめ、研究を共にする機能性セラミックス化学研究室のメンバー、共同研究者の皆様のお力添えがあってこその受賞であると思っています。
この場を借りて深くお礼申し上げます。
また、当研究室でリン酸塩ガラスの研究に取り組んできた先輩方の研鑽が現在に至るまで繋がってきました。
私も未来の研究者に思いを託す一員に成るべく、残り少ない学生生活を精進して参ります。