10月30日~11月1日にポートメッセなごやで「メッセナゴヤ2024」が開催され、小林潤 教授(機械工学科)と永井裕己 准教授(応用物理学科)の技術を展示しました。
メッセナゴヤは、サブタイトルを「日本最大級異業種交流展示会」とする人気のマッチングイベントです。豊田市などモノづくりにかかわる企業を多く抱える自治体も開催地に近く、本学ブースを訪れた方からは、自ら手を動かした経験からの質問が寄せられました。
2テーマ展示し、一つは小林潤教授による「炭素繊維強化プラス(CFRP)のリサイクル」でした。ブース来場者が「自分もCFRPを扱っていたが、どうして今までこのような方法を思いつかなかったのだろう」「CFRPをリサイクルする仕組みはまだ確立されていないが、今後必ず必要。どこの企業と繋がると一番効果的かな」など、一緒に考えてくださる様子が印象的でした。
もう1件は永井准教授の研究「分子プレカーサー法による薄膜形成と応用」でした。「え、透明なのにこんなことできるの!」など、具体的な使い道を来場者がイメージされる姿から、製造業が盛んな地域と実感しました。
今回は、永井研究室の学生6名が両テーマの説明を担当しました。開場前に小林教授から説明を受けると、「溶けたプラスチックはどうなるのですか?」「実験で使う試料は市販品ですか?」など積極的に質問し、理解を深めました。学生達は、日ごろの研究とは異なる領域や業界の視点を身に付け、今後の学修・研究の深化や進展が期待されます。