後藤治理事長が建築家 隈研吾氏と対談

2024/12/17

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12月15日、杉並公会堂でおこなわれた荻外荘完成記念イベントで、後藤治理事長が建築家の隈研吾氏と対談しました。

荻外荘(てきがいそう)は、昭和戦前期に総理大臣を三度つとめた近衛文麿が荻窪に構えた私邸で、当時重要な政治会談等が行われた場所で国の史跡に指定されています。杉並区は、荻外荘を近衞文麿居住当時の姿に10年をかけて復原し、区立公園として整備しました。本イベントは整備完了を記念しておこなわれました。

後藤理事長は対談の中で、荻外荘が築地本願寺(重要文化財)などを設計した建築家 伊東忠太が手掛けた現存する数少ない邸宅建築である点を解説しました。そして、歴史的建造物の利活用として、従来の資料館展示のような使われ方にとどまらず、当時の使われ方や文化を伝える工夫、地域の伝統食を伝える事例などを紹介し、隈研吾氏が設計した隣接する公園内の新たな建物(展示棟)やカフェなど新旧一体となった今後の利活用に期待したいと述べました。

荻外荘は、一般公開されています。

写真提供:杉並区

荻外荘公園
杉並区公式サイト