世界的な設計ソフトウェア企業、米Autodesk(オートデスク)社の提言報告書「FY25 Impact Report」に、工学院大学ソーラーチームの取り組みが掲載されました。本報告書は、Autodeskが社会、環境、教育分野で支援する取り組みの中から、世界中の模範的な実践事例を紹介するものです。同社日本法人によると、日本の教育機関が掲載されるのは今回が初めてです。
紹介されたのは、濱根洋人教授(機械システム工学科)が指導する学生プロジェクトです。本学のソーラーチームは、クラウドベースの3D設計・製造プラットフォーム「Autodesk Fusion」を活用し、オーストラリアで開催された国際的ソーラーカーレース「Bridgestone World Solar Challenge 2023」に出場し、3,000kmの過酷なアウトバック走行に成功しました。
同社はこの成果と教育的価値を評価。レポート内では、「他チームが既存車両の改良を行う中、工学院大学は一から構想し実現した」という点に着目されており、設計から解析、シミュレーション、製造まで一貫して行った工程が紹介されています。