工学院大学新宿キャンパスで新宿区立西新宿小学校の児童15名(4~6年生)を対象としたロボットプログラミングの体験授業が行われ、情報学部 情報科学科の三木良雄教授と学生が講師を務めました。
この授業は、西新宿小学校が実施する「プロジェクト西新宿」の一環として行われたもので、児童が地域の企業や団体を訪れ、学びの楽しさを体験することを目的としています。講座は年度内に計3回実施される予定で、初回の今回は「百貨店の裏側見学」や「プログラミング体験」など、約10種類の講座が区内の複数会場で同時開催され、本学は「ロボットプログラミング」をテーマとした講座を担当しました。
授業では、超音波センサーを使って障害物を検知し、自動で回避行動をとるロボットを児童たちが体験。自分の体やクリアファイルを近づけ、実際に設定どおり動くかを体験しました。理論と実践が結びつく体験に、児童たちは前のめりになってロボットの動きに見入っていました。
本学はこの取り組みに3年連続で参加しています。三木教授は「初年度は何をどう教えればよいか手探りでしたが今年で3年目となり、学校の狙いや子どもたちの様子も見えてきました」と話します。「大学生が小学生に教えることは、教える側にとっても大きな学びになります。教員よりも学生のほうが小学生と自然に言葉が通じる場面もあり、お互いにとってよい刺激になっていると感じます」と語りました。