2025年7月8日、北海道で開催された電子情報通信学会 人工知能と知識処理研究会(AI)主催の 「SMASH25 Summer Symposium」において、情報学専攻修士1年の向田征史さん(知能メディア処理研究室・ナイワラ P. チャンドラシリ教授)が発表した研究が、研究奨励賞を受賞しました。
研究題目:
深層強化学習によるテトリスゲームの学習 ~ Episode開始時のブロック積み上げ状態とAIの性能の変化の関係 ~
本研究は、SMASH専門委員会による厳正な審査を経て、優れた研究成果として高く評価されました。
受賞コメント
この度、研究奨励賞を受賞することができ、大変光栄に思います。論文、スライドの添削や発表練習を行っていただいたチャンドラシリ先生とリヴァプール大のダヌシカ先生をはじめ、研究室のメンバーのおかげで受賞することができたと思います。心から感謝申し上げます。
強化学習を用いたテトリスAIの研究は、チェスや将棋とは違いランダム性があるという点で難しいテーマです。発表では、AIがプレイする様子を映像で示すことで、多くの方に興味を持っていただけたことが受賞のポイントだと考えております。今後は期待の大きかった対戦テトリスについて本研究を応用し、人工知能の分野の発展に寄与する研究成果を創出していきたいと考えております。